5月15日は、「農地政策検討委員会 営農型太陽光発電に関するPT」のメンバーとして、茨城県つくば市と千葉県富里市を視察しました。
午前中から参加したのは、坂本哲志PT座長、江藤拓総合農林政策調査会長、武部新PT事務局長、根本幸典先生と私です。
午前8時に、自民党本部をバスで出発し、午前9時50分から、つくば市水守地区のメガソーラーを視察しました。
このメガソーラーは、発電事業者は株式会社SJソーラーつくば、下部農地営農者は農地所有適格法人・認定農業者の「水杜の郷株式会社」で、43.24haの農地で、高麗人参、西洋人参、飼料作物(牧草・燕麦)を作られています。
水杜の郷の皆様からお話を伺い、現地を見せて頂きました。
午前10時50分からは、つくば市鍋沼新田地区のメガソーラーを視察しました。
このメガソーラーは、発電事業者が「スマート・メガソーラー2合同会社」、下部農地営農者が、農地所有適格法人・認定農業者の「株式会社彩の榊」で、29.51haの農地でヒサカキと本榊を作られています。
現場では、株式会社 彩の榊の佐藤幸次代表取締役社長から榊の生産の現状について、株式会社 EDFの肥沼直樹代表取締役会長から発電事業の管理などについて説明を頂きました。
正午過ぎからは、つくば市役所で昼食をとりながら意見交換会が行われました。
つくば市の五十嵐立青市長、つくば市農業委員会の飯野和男会長をはじめとする皆様と充実した意見交換をすることが出来ました。
午後12時40分すぎには、千葉県富里市に向け出発しました。
富里市役所で、富里市の五十嵐博文市長にお出迎えを頂きました。ここで、参議院議員の上月良祐先生と進藤金日子先生が合流されました。
午後2時10分からは、富里市御料地区の視察1箇所目として、発電事業者である株式会社 富士テクニカルコーポレーションの小川輝取締役副社長ほかの皆様、営農者である株式会社 瑞穂農園農業事業部の高貫敏和責任者ほかの皆様からお話を伺いました。
ここでは、北側圃場1,266㎡と南側圃場1,542㎡でブルーベリーの生産をされています。
続いて、富里市御料地区視察2箇所目として、車内から、株式会社テンアップファームの営農型太陽光発電の現場を視察しました。
こちらでは、982㎡の農地でニンジンを生産されています。
さらに、続いて富里市御料地区視察3箇所目として、11社の複数事業者が区分所有されて発電事業をされ、営農者として、株式会社 ララキノコが5300m2の農地でミョウガを生産されている現場を視察しました。
現場では、株式会社ララキノコの伊藤傑代表取締役から説明を伺いました。
以上、5か所の視察を終え、午後4時30分前に党本部に帰ってきました
実際に多くの現場を拝見した結果、営農型太陽光発電事業の主目的が売電事業であり、農業生産は二の次になっている事例が多く確認できました。
今後、農地を農業のために有効活用し、農業者にとってメリットがある制度にしていくためにどうすべきか、PTの場で、しっかり議論をしてまいります。
つくば市の「水杜の郷株式会社」で説明を伺っているところです。
「水杜の郷株式会社」が太陽光パネルの下で高麗人参を栽培されている圃場を視察しました。
株式会社 彩の榊の佐藤幸次代表取締役社長から榊の生産についての説明を伺い、一緒に記念撮影をしました。
昼の意見交換会で、つくば市の五十嵐立青市長からご挨拶を頂いているところです。
私から、つくば市農業委員会の飯野和男会長に質問しているところです。
千葉県の富里市役所で、富里市の五十嵐博文市長にお出迎えを頂き、坂本哲志PT座長がご挨拶をされているところです。
富里市御料地区の株式会社 富士テクニカルコーポレーションと株式会社 瑞穂農園がブルーベリーの生産をしている現場で説明を聞いているところです。
富里市御料地区の株式会社テンアップファームがニンジン生産をされている圃場です。
最後に、富里市御料地区の株式会社 ララキノコがミョウガを生産されている現場を視察しました。