5月3日は、午前中に駒ケ根市の「馬見塚祭典」を訪問しました。
コロナ禍の間の3年間は中止となっていたたため、本年は4年ぶりの開催となりました。
天候にも恵まれ、多くの皆さんが訪れ、様々なイベントなどで賑わっていました。
午後1時からは、大鹿村の大碩神社で開催された「大鹿歌舞伎春の定期公演」を妻と共に鑑賞しました。
昨年秋の定期公演までは、オンラインでの開催や、県内のお客様限定での開催でしたが、今年は、お弁当も食べることが出来、掛け声もOKとなり、かつての公演の姿が戻ってきました。
本日の上演外題は「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)袖萩祭文の段(そではぎさいもんのだん)」でした。
前半では、実家の敵方の安倍貞任と駆け落ちした袖萩が、一人娘のお君に手を引かれ、両親の家を訪ねるが、対面が許されず、せめて声を届けようと、祭文を弾き語ります。
後半では、安倍貞任と弟の安倍宗任に、袖萩の姉である敷妙の夫、八幡太郎義家が対峙する場面が繰り広げられます。
300年の伝統を受け継ぎ、大鹿村民の皆さんの力で作り上げてきた大鹿歌舞伎の魅力を感じることが出来た定期公演でした。
駒ケ根市の馬見塚祭典で、役員の皆様と記念撮影を行いました。
商工会のテント前で皆様と記念撮影を行いました。
イベント担当の皆様との記念写真です。
舞台では、赤穂南小学校の皆さんによる合唱の披露が行われていました。
父の時代から応援を頂いている西村博一さんに久しぶりにお会いすることが出来ました。西村さんは、鉄道風景写真家として活躍されています。
馬見塚祭典の趣意書です。
駒ケ根市から大鹿村に向かう途中、中央アルプスで、有名な「島田娘」の雪形を見ることが出来ました。
大鹿歌舞伎の受付で、大鹿村の熊谷英俊村長を囲んで皆様と記念撮影を行いました。
大碩神社には、大勢の皆様が来られていました。
農家カフェBAUのお弁当を頂きました。地元の農家の皆さんの食材がふんだんにつかわれ、とても美味しいお弁当でした。
開園前に、大鹿さくらの女王のお二人(須藤香琳さん(左)と石川かおりさん)から、大鹿村のイベント案内や、本日の上演外題のあらすじの解説がありました。
本日の上演外題「奥州安達原 袖萩祭文の段」のあらすじと登場人物です。
上演の冒頭に、大鹿歌舞伎保存会長である大鹿村の熊谷英俊村長の口上がありました。
袖萩の祭文を聴く袖萩の母である浜夕の姿です。
袖萩の娘、お君が「ばばさま」と声をかける場面です。
寒さに震える姿を見て自分の着物を着せかけてくれた娘に感謝し、抱きしめる袖萩の姿です。
父である安倍貞任にすがりつくお君です。
最後の場面です。右が安倍貞任、中央がお君を抱いている八幡太郎義家、左が安倍宗任です。
外題終了後に、出演者全員が並んで挨拶があり、会場の皆さんと一緒に「シャンシャンシャン、おシャシャのシャン」の掛け声に合わせて三本締めを行いました。
帰りがけに、大鹿さくらの女王の須藤香琳さんにお会いして記念撮影をしました。