6月1日は、午前9時から「衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会」に出席しました。
本日は、我が国の半導体産業を取り巻く諸状況及び科学技術、イノベーション推進の今後の在り方について、参考人からの意見聴取が行われ、国立研究開発法人理化学研究所の原山優子理事、成城大学社会イノベーション学部・研究科の中馬宏之教授、微細加工研究所の湯之上隆所長からお話を伺い、各党の委員による質疑が行われました。
意見聴取と質疑を通じて、我が国の半導体産業のこれまでの経緯や現在の課題などについて、様々な角度から学ぶことが出来ました。
特に、全世界の半導体生産の大半を台湾のTSMCが担っている現状を知り、サプライチェーンリスクを強く感じました。
昼には、「霞クラブ 金融関係勉強会」に出席し、事務局長として司会進行を行いました。
始めに、世話人代表である宮沢洋一先生からご挨拶を頂き、引き続き、株式会社三菱UFJ銀行の林尚見取締役専務執行役員から「日本の脱炭素に向けた課題認識」と「決済インフラ高度化の進捗状況」をテーマにご講演を頂きました。
さらに、宮下裕取締役常務執行役員CSOからもご挨拶を頂きました。
質疑を通じて、政府として脱炭素に向けたロードマップを示すことが重要であることや、金融機関が産業界のトランジション(移行)を支援していくことの意義を多くの投資家に理解してもらうことが重要であることなど、具体的に取り組むべき課題について理解することが出来ました。
午後1時からは「衆議院本会議」に出席しました。
本日は、「特定船舶入校禁止」「災害時等船舶活用医療整備推進法」「平成28年度NHK決算」「平成29年度NHK決算」「重要施設国境離島等土地利用状況調査規制等法」「国会職員法・国家公務員退職手当法」の採決が行われ、いずれも可決されました。
午後1時半からは「衆議院農林水産委員会理事懇談会」に出席しました。
本日は、明日と明後日の委員会日程についの協議が行われました。
午後3時からは「日本型資本主義研究会」に出席しました。
本日は、渋澤栄一の玄孫であるコモンズ投信株式会社の渋澤健取締役会長から「渋沢栄一に学ぶ未来を拓く資本主義」と題したご講演を頂き、質疑を行いました。
「その経営者一人がいかに大富豪になっても、そのために社会の多数が貧困に陥るようなことでは、その幸福は維持されない」
「正しい道理の富でなければその富は完全に永続することが出来ない。従って、論語と算盤という懸け離れたものを一致させる事が今日のきわめて大切な務めである」
これらの言葉は、今の言葉で言えば、サステナビリティ(持続可能性)とインクルージョン(包摂性)の重要性を指摘したものであり、まさに現代の資本主義が抱える課題を予言した言葉とも言えます。
あらためて、渋沢栄一の精神を学び直し、新たな日本発の資本主義を創り上げることの必要性を感じた勉強会でした。
衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会で参考人の皆様からお話を伺っているところです。左から湯之上隆先生、中馬宏之先生、原山優子先生です。
科学技術・イノベーション推進特別委員会の議事日程です。
霞クラブでの世話人代表の宮沢洋一先生のご挨拶です。
衆議院本会議の議事日程です。
日本型資本主義研究会での下村博文会長のご挨拶です。左がご講演を頂いた渋澤健会長です。
勉強会終了後に、出席者全員で記念撮影を行いました。