7月29日は、衆議院財務金融委員会委員派遣の3日目。
午前10時すぎから、福岡県筑紫野市にあるJT九州工場を視察しました。
始めに、JT(日本たばこ産業株式会社)の千々岩良二専務執行役員から、製造工程など、概要の説明を受けました。
JTの工場は日本に4つあり、ここ九州工場では、年間201億本を生産し、全国シェアでは16%を占めているとのお話でした。
その後、ヘアーキャップや靴カバーを付け、黄色いジャケットに着替えて、工場内を見学させていただきました。
工場内にはカメラなどの持ち込みが禁止のため撮影はできませんでしたが、1分間に8000本~16000本を製造するラインが11台あり、そのスピードにびっくりしました。
見学の後、質疑応答を行い、工場を後にしました。
正午には、福岡港湾合同庁舎において、門司税関の酒井清税関長から、輸出入貨物の審査・関税などの徴税、輸出入貨物の取り締まりなど、広範にわたる税関業務の概要や、昨年5月に供用開始したクルーズセンターについて説明を受けました。
その後、韓国などとの定期船の入出国業務を行う博多港国際ターミナルと、クルーズ船に対応するクルーズセンターを視察しました。
博多港には、2015年にクルーズ船が245回寄港し、全国のクルーズ船で入国する外国人旅客の約半分が博多港で入国したそうです。
クルーズ船の定員は、小さい船で2000人、大きい船では5000人弱だそうです。クルーズセンターには、20の出入国審査ブースが設けられ、これまでよりも大幅に迅速な入国審査ができるようになったそうです。
クルーズ船は午前9時ごろに入港し、入国審査の後、バスに分乗して買い物などに向かい、戻ってきてから出国審査を経て、午後7時ごろに出向するパターンが多いとのこと。
今日も、イタリアの3000名以上の定員のクルーズ船が停泊していました。今後、大型船に対応できるよう桟橋を伸ばし、将来的には2隻が同時に入港できるようにする計画だそうです。インバウンド観光の拠点としての整備を応援していきたいと思います。
その後、福岡空港に移動し、午後3時過ぎの飛行機で羽田に向かいました。
三日間にわたる委員派遣で、大変充実して視察ができました。これらの貴重な体験や学んだことを、今後の政策立案に生かしていきたいと思います。
(JT九州工場の会議室で、委員長としてご挨拶を申し上げているところです。)
(JTの千々岩専務から、熊本地震の影響などを含めた概要の説明を頂きました。)
(ヘアキャップとヘッドホン、黄色のジャケットと靴カバーのいでたちで工場内の見学をしました。)
(福岡港湾合同庁舎の会議室で、私からご挨拶を申し上げているところです。)
(門司税関の酒井税関長から説明を受けているところです。)
(博多港国際ターミナルでは、上げ底にしたスーツケースでの密輸をX線検査装置で見破る様子を見せて頂きました。)
(体育館のように大きな、クルーズセンターのCIQ棟において、視察メンバーで記念撮影をしました。)
(ちょうど、イタリアの巨大なクルーズ船が停泊していました。想像以上の大きさに圧倒されました。)