7月28日は、衆議院財務財務金融委員会委員派遣の2日目。
午前9時10時分から、宿泊先のホテルの会議室で、経済団体との意見交換会が開催されました。
私からの挨拶に引き続き、熊本商工会議所の久我彰登副会頭と熊本経済同友会の柏尾敬秀副代表幹事から、熊本地震の影響や今後の対応などについてお話を伺い、質疑応答を行いました。
午前10時15分からは、熊本城内の被災状況などを視察しました。
石垣が大きく崩れ、一本足で支えられていた「飯田丸五階櫓」の床下を鉄骨で支える補強工事の様子や、天守閣の床下がえぐられたようになっている状況、大量に落下した屋根瓦の様子などを拝見し、改めて地震被害の大きさを感じました。
文化財としての価値を失わないよう、崩れた石垣の石は、崩壊前に撮影された写真などを基に、元の位置に戻す作業をするため、20年以上かかるとのお話も伺いました。
安全に配慮しながら、復旧の様子を含めて観光のお客様に見ていただくことも検討するとのこと。是非、貴重な観光資源として活用すべきだと感じました。
午前11時10分からは、熊本県庁において、県の幹部の皆様との意見交換会が開催されました。
私からの挨拶に引き続き、委員会の運営予算からのお見舞い金を田嶋徹副知事にお渡ししました。
次に、田嶋副知事と担当部局の皆様から、概況説明を受け、意見交換を行いました。
熊本駅近くで昼食を取った後、新幹線で久留米駅に向かいました。
午後3時からは、久留米市のホテルの会議室で、福岡国税局管内各県の酒造組合の皆様との意見交換会が開催されました。
福岡県酒造組合の江崎俊介会長、佐賀県酒造組合の古賀醸治会長、長崎県酒造組合の山下芳生会長から、様々な前向きな取り組みや、人材育成や老朽施設の更新、蔵の維持などにおける課題などについて、貴重なお話を伺うことが出来ました。
午後4時半からは、株式会社花の露を訪問し、冨安拓良社長から、酒蔵の抱える課題や今後の取り組みなどについて率直なお話を伺いました。
特に、酒蔵の投資は数十年かけて回収するものなので、政府系金融機関による30年から40年の超長期の貸付を検討してほしい、との具体的なご提言も頂きました。
次に酒造りの現場を見学させて頂き、最後には試飲をさせて頂きました。
創業1745年、今年で271年目を迎える「花の露」がさらに、永続して発展されることを願い、会社を後にしました。
(熊本城では、多くの石垣が崩れている状況を確認し、地震被害の大きさを実感しました。)
(大規模な鉄骨を組んで、飯田丸五階櫓の床下を支える工事が行われていました。)
(地震被害を受けた天守閣の前で視察メンバーで写真を撮りました。)
(天守閣の床下が崩落し、床が宙に浮いたような状態になっています。)
(被害はあるものの、やはり美しい建物だと感じました。)
(熊本県庁での意見交換会の冒頭での挨拶の様子です。)
(私から、委員会からのお見舞い金を田嶋副知事にお渡ししました。)
(田嶋副知事から、総括的なお話を伺いました。)
(熊本駅では、巨大なくまモンの顔が展示されていました。)
(久留米市で行われた酒造組合の皆様との懇談会での挨拶のようすです。)
(左から、お話を伺った佐賀県酒造組合の古賀醸治会長、福岡県酒造組合の江崎俊介会長、長崎県酒造組合の山下芳生会長です。)
(株式会社花の露の冨安拓良社長から、お話を伺っているところです。)
(酒米を麹で発酵させる際に使う大きな作業台の前で、温度管理の大切さなどについてのお話を伺っているところです。)
(美味しい「花の露」をロックで試飲させて頂きました。)