本日(7/22)は、平成18年7月の豪雨災害で被害を受けた天竜川について、5年間にわたって行われてきた「天竜川直轄河川激甚災害対策特別緊急事業」が完成し、本日完成式が挙行されました。
箕輪町での堤防決壊や、伊那市殿島橋の陥没など、災害の発生時には、私は衆議院災害対策特別委員会の理事として、参議院議員吉田博美先生とともに現地視察を行いました。それだけに、本日の完成は誠に感慨深いものがあります。
この事業の完成により、平成18年規模の豪雨に対応できることとなりましたが、長期的には、現在の毎秒430トンから、500トン、そして最終的には600トンの水に対応できるようにしていく計画となっています。
近年の集中豪雨の多発傾向に対応するためにも、不断の努力が必要であると思います。
(約20kmにわたって、改修が行われ、安全に流せる水の量が毎秒400トンから430トンに増えました。)
(国土交通省の天竜川上流河川事務所長からは、事業の経過説明があり、また施工業者の皆様でつくる「伊那施工技術研究会」からは、水生生物や環境に配慮した工法がとられたとの説明がありました。)
(式の最後に、市町村長の皆様などがアユの稚魚を放流しました。天竜川が、アユ釣りの名所としても、さらに愛される川になっていってほしいと思います。)