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カシューナッツを活用したリサイクルビジネスの話を伺いました

2022年8月8日 月曜日

8月8日は、議員会館で各省との打ち合わせなどを行いました。

午後2時には、株式会社トッププランニングJAPAN経営企画室の今橋隆之室長がお見えになり、カンボジアのカシューナッツ産業を基盤とした地域資源循環ビジネスモデルについてのお話を伺いました。

カンボジアは面積は日本の約半分、人口は日本の約13パーセントで、遊休荒廃地も多く、カシューナッツの栽培は新たなCO2吸収源確保につながること、カシューナッツの殻を圧縮することにより、重油の代替となる油がとれ、殻の残差も、ペレット化して燃焼材として活用できる、とのことでした。

特に、カシューナッツオイルが重油の代替燃料として既存のディーゼルエンジンに使えるのは、新たなカーボンニュートラル燃料である点で画期的だと感じました。価格も重油より割安だそうです。

今後、日本の大手企業と提携し、カンボジア国内に複数の加工工場を建て、将来はタンカーでオイルを海外輸出することも計画されているとのこと。

また、カンボジア産カシューナッツは、これまで自国での加工技術を持たなかったため、大半は隣国へ安価に輸出され、公正な取引が普及してきませんでしたが、国内で加工して販売すれば、取引価格は10倍程度となるため、カンボジアの経済発展にも寄与するとのことでした。

フェアトレードによる支援と、環境問題への対応が出来る素晴らしい取り組みだと感じました。


トッププランニングJAPAN経営企画室の今橋隆之室長との記念写真です。


左から、製品化・包装されたカシューナッツ、加工前の殻付きのカシューナッツ、カシューナッツの殻、油を搾った後の殻です。右上の容器に入っているのが、重油の代替燃料となるオイルです。