11月16日は、捕獲鳥獣食肉活用推進議員連盟(ジビエ議連)の鳥獣肉処理加工施設視察で長野県の茅野市と富士見町を訪問しました。
参加したのは、衆議院議員の谷公一先生、小里泰弘先生、務台俊介先生、牧島かれん先生、小松裕先生、小島敏文先生、今野智博先生、私、参議院議員の若林健太先生の9名です。
午前8時半に新宿駅を出発し、中央線で茅野駅に向いました。
午前11時前に茅野駅に到着後、バスで移動、午前11時半にレストラン「オーベルジュ エスポワール」に到着し、ジビエ料理の昼食会が行われました。
オーナーシェフの藤木徳彦さんから解説をいただきながら、素敵な雰囲気のお店で、鹿肉、熊肉、猪肉、地元産の野菜などを様々な調理法で調理した料理を美味しくいただきました。
藤木シェフは、NPO法人日本ジビエ振興協議会の理事長も務められており、これまでの取り組みや今後の活動についてもお話を頂きました。
食後にバスで移動し、午後1時30分から、富士見町の「信州富士見高原ファーム」を見学しました。
昨年11月から稼働している施設で、地元の猟友会の皆様と連携して、鹿肉の処理をされています。
戸井口裕代表からは、この施設建設の経緯や運営などについて、ご子息で、実際に処理に当たられている戸井口裕貴さんからは、具体的な手順などについてお話を伺いました。
ワナにかかったシカの脚はうっ血して食用にならないため、肉の多い後脚ではなく、できるだけ左前脚がワナにかかるように猟友会の皆さんに工夫してワナを設置してもらっていること、解体の際には、臓器の写真を参照しながら、シカが病気にかかっているかどうかをチェックして、病気の無いシカだけを処理していることなど、興味深いお話を伺うことができました。
午後2時30分からは、富士見町役場において、意見交換会が開催されました。
藤木シェフ、戸井口さんをはじめ、長野県、富士見町、そして同行した農林水産省や厚生労働省、経済産業省の皆さんも加わって、今後のジビエ振興の課題について約1時間にわたって充実した意見交換ができました。
午後4時前に富士見町駅を出発、午後6時過ぎに新宿駅に到着しました。
長野県におけるジビエについての先進的な取り組みを学ぶことができた有意義な視察でした。
(天気にも恵まれ、八ヶ岳連峰の稜線もきれいにみることができました。)
(レストラン「オーベルジュ エスポワール」で、早速ジビエ料理をいただきました。)
(前菜の数々です。)
(左は本日の料理のリスト、右上は、前菜の解説です。)
(メイン料理の鹿肉のポワレです。柔らかく、とても美味しい料理でした。)
(食事の後で、テラスに出て、藤木シェフとご両親を囲んで記念撮影をしました。)
(紅葉も終わりかけでしたが、レストランの庭には美しい紅葉も残っていました。)
(レストラン「オーベルジュ エスポワール」を背景にして記念撮影しました。)
(鳥獣肉処理加工施設「信州富士見高原ファーム」の前で、戸井口裕代表からご挨拶をいただきました。)
(加工施設内で、戸井口裕貴さん(左)から、シカの脚の肉を前に、処理に関する具体的なお話を伺いました。)
(富士見町役場の意見交換会の冒頭、務台俊介先生をはじめ参加した各議員全員からご挨拶を申し上げました。)