本日(11/27)は、まず、松川町の西選果場で開催された「まつかわ ふじ祭」にお邪魔しました。
松川インターの出口手前から、選果場まで渋滞しており、びっくりしました。駐車場にやっと駐車でき、まわりをみると、県外ナンバーがずらりと並んでいます。さすが、皆さん松川の果樹のおいしさをご存じですね。
会場では、贈答用にりんごを申し込む皆さんの長い列、「りんご袋に詰め放題800円」という列に並ぶ皆さん、焼きそばや豚汁などのお店にならぶ方々などで多賑わいでした。
私は、イベントの冒頭に「まつかわの果樹のおいしさは天下一品です。県外の皆様も是非応援団になっていただき、まつかわのくだものを全国の皆様にご紹介ください。」という趣旨でご挨拶をさせていただきました。
野菜と果樹は、発がん抑制効果などもあり、野菜で350gから400g、果物では150gから200gをとることが望ましいとされていますが、現状では特に若い世代で野菜や果樹の摂取量が減少しています。「りんごやなしは皮をむくのが大変だから」と敬遠する方もあるようですが、是非、日本全国の皆様においしいくだものをもっと食べていただきたいと思います。
(これは、りんごの発送の申し込みをする皆さんの列です。)
(地元の女性の皆様もやきそばづくりに頑張っていました。中央は、後援会女性部長もお務め頂いている米山議長さんです。)
この後、阿智村に伺い、後援会の井原勝利支部長にご同行を頂きながら、日頃からご支援を頂いている皆様を訪問しました。
実原旭(じつはらあきら)さんは、干し柿づくりの真っ最中。ことしは、柿は少し小振りだけれど、気候が良いので、干し柿の出来は良いのではないかとのお話でした。
(実原さんは、完全防備で作業されていました。つるされた柿すだれが本当に美しかったです。)
千葉正木さんの農園では、息子さんとともに「ふじ」の収穫をされていました。今年は夏の暑さでカメムシが大量発生し、約50%のリンゴが被害を受けたそうです。被害を受けなかったリンゴは少し小振りですが甘く、価格も比較的良いそうですが、全体としては大幅な収入減とのこと。自然相手の農業の厳しさを感じました。
(リンゴの収穫作業でお忙しい中、お話をお聞かせ下さった千葉さんです。)
うさぎの飼育をされている井原清人さんからは、大阪の製薬会社の委託をうけてウサギを飼育しており、ウサギの血清が帯状疱疹の薬の原料として使われているというお話をきいてびっくりしました。
ピークには阿智村で20軒の農家がうさぎの飼育をされていましたが、今は3軒だけになったそうです。井原さんも、奥さんと二人では世話が大変なので、ピーク時に300羽いたウサギを減らし、現在は120から130羽となっているとのこと。
ウサギは生後90日で出荷されるそうですが、始めの30日間はお母さんと子どもたちはおなじ部屋で育てられます。子ウサギは本当にかわいかったです。
(井原さんのお話では、今年の夏は暑さの影響で出産の数が減ってしまったそうです。)
(ふわふわの子ウサギは、きょうだい皆でうずくまって寝ていました。)
農業委員長をされている園原一典さんは、ネギの出荷作業をされていました。
今年、阿智では、11月20日現在で415頭のイノシシが捕獲されたそうです。昨年は一年間で約300頭だったので、昨年を大幅に上回っているとのこと。シカやハクビシンなども含め、捕獲費用として約1800万円がかかる見込みだそうです。
また、きちんとした農業の体制づくりが無いままTPPに参加することになれば、日本の農業のダメージは計り知れないというお話も頂きました。
有害鳥獣対策、次世代の農業にむけた改革など、日本の食をまもるために、頑張って行かなければならないという思いを強くしました。
(園原さんからは、立派なネギを前に、ネギの栽培のポイントなどもお聞きすることができました。)
今日も、多くの皆さま方から貴重なお話をお聞きするとともに、秋晴れの中での阿智の素晴らしい風景を満喫することができ、充実した一日でした。これからも皆様の声を伺う活動を続けていきたいと思います。