本日(5/1)は、早起きして飯田市上村程野の正八幡宮御柱祭に行きました。
満開の花桃や美しい新緑の下、獅子舞や太鼓の演奏に引き続き、柱の上での木遣りが行われ、曳航が始まりました。私も綱をもって参加しました。
多くの皆様が、前回よりも多くの方が参加してくれていると話されていました。普段は、都会に出ている若者も駆けつけてくれ、最高のお祭りとなりました。
昼前には、飯田市千代法全寺の関口家一族が守る諏訪大明神で行われた御柱祭を訪問しました。里山の急な坂道をのぼったところにあるお社でお祭りが行われており、私が当直したときには、曳航、建て御柱が終わり、ちょうど神事が行われているところでした。
私も玉串をささげ、拝礼をさせて頂きました。下伊那で最も小さな御柱祭だというお話も頂きましたが、各地に住む親族の皆様が7年に1度、全員集合してお祭りをするのは素晴らしいことだと思います。
午後には、飯田市の鈴岡公園で開催されている「つつじ祭り」を訪問しました。つつじは、まだ咲き始めのものが多く、おそらく満開は来週あたりと思われますが、随所にピンクや白などの美しい花を見ることができました。
テントもいくつか出ていましたが、お話を伺うと、ことしは寒かったせいか、普段はこの時期に散ってしまっているという八重桜がちょうど満開となっているとのこと。スペースの関係でブログには載せられませんが、私もたくさんの花の写真を撮影してきました。
その後、りんご並木にこのほど完成したエコハウスを見学しました。これは、環境省の「21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業」を利用して飯田市が建てたもので、国が100%の建設費用を補助しています。
二酸化炭素を計算上排出しないエコ住宅となっており、設計は、新井勝さん(新井建築工房代表)のアイデアが11社のコンペティションを勝ち抜いて採用されたのことです。
北側と南側にそれぞれタイプの違うエコ空間がつくられています。
北側は、太陽光発電パネルに加え、太陽熱で空気を暖め、それを一階の床下にパイプでおくり、床から温かい空気をだして暖房をしています。パイプを通る空気に手をかざすことができるようになっていましたが、熱風といってよい空気が送られているのにびっくりしました。
南側は、一階の床を一面土間にして、一年を通じてほぼ16度という土間の保温効果のおかげで夏は涼しく、冬はペレットストーブで温度をあげるとのこと。さらに二階の天井裏にたまった温かい空気を土間の中に埋め込んだパイプを通し、土間自体をあたためて床暖房の効果も持たせています。
今後、四季を通じた室内温度の変化などのデータもとる予定とのことです。ここでは、書ききれないぐらい、様々な工夫がされたエコ住宅でした。多くの方に訪れていただき、住宅新築やリフォームの際にアイデアを取り入れていただけるとよいと感じました。
(素晴らしい晴天の下、木遣りの声が響き渡りました。)
(獅子舞保存会の皆様とともに。江戸時代から伝わる獅子頭を持たせて頂きました。)
(関口一族の皆様と記念撮影。後ろに見えるのがお社です。)
(鈴岡公園では、つつじとともに、山々も美しく見えました。)
(これが究極のエコ住宅です。二つのモデル空間がつながった構造になっています。)
(土間と漆喰壁のおしゃれな空間で、設計の新井さんからお話を伺いました。)