1月21日は、午前8時から「総合エネルギー戦略調査会 2050年CNに向けたエネルギー・産業構造転換PT」に出席しました。
本日は、クリーンエネルギー戦略に関するヒアリングが行われました。
始めに、日本自動車工業会から「2050年カーボンニュートラルに向けた自動車業界の課題と取組み」について、お話を伺い、質疑を行いました。
私からは、既存のエンジンを利用しながらカーボンニュートラルを実現するために必要なCO2とH2からつくる合成燃料の開発の現状について、資源エネルギー庁に質問し、回答を得ました。
次に、日本鉄鋼連盟から「カーボンニュートラルへの取り組みについて ~ゼロカーボンスチール~」と題したお話を伺い、質疑を行いました。
私からは、ゼロカーボンスチールを製造する過程で発生するCO2を利用・貯蔵するCCUSの技術開発の見通しについて質問し、回答を得ました。
合成燃料やゼロカーボンスチールの製造には、安価でCO2フリーの水素を得ることが必要であり、発電時の熱で水素を製造できる高温ガス炉の研究開発が重要であると思います。
また、CO2の分離技術と、分離したCO2をコンクリート製造や農業生産に活用したり、地下貯蔵するCCUSの技術開発が必須です。
また、CO2を原料とする合成燃料は、自動車だけでなく航空機のカーボンニュートラル化にも使える点で、ゲームチェンジャーとなるものだと思います。
グリーンイノベーション基金も活用し、これらの技術開発を官民で協力しながら全力ですすめることが必要だと考えます。私も、その実現に向けた取組をしっかり応援してまいります。
額賀福志郎総合エネルギー戦略調査会長のご挨拶です。
2050年CNに向けたエネルギー・産業構造転換PTの梶山弘志座長がご挨拶されているところです。