9月16日は、午前8時から「医師偏在是正に関する研究会 設立総会」に出席しました。
平成16年の新たな医師臨床研修制度のスタートを契機として、大学病院の医師不足による派遣医師の引き上げと医局による医師派遣機能の低下が起こり、これが地方における医師不足を招いたといわれています。
これに対し、これまでも様々な対策が打ちだされてきましたが、医師の地域偏在や診療科偏在の解消に効果を発揮しているとは言えない状況です。
厚生労働省でも、医療従事者の需給に関する検討会において対策についての議論が進められていますが、今こそ、これまでの反省に立って、抜本的な対策を打ち出すことが必要だと考えます。
本日は、「医師偏在の主な論点」について、厚生労働省より説明を受け、質疑を行いました。
もっとも重要な視点は、これまで「医師が勤務地や診療科を自由に選択するという自主性を尊重しつつ」、インセンティブによって進められてきた医師確保対策を見直し、「医師に対する規制を含めた地域偏在・診療科是正の是正策を検討」するという点であると思います。
医師の偏在是正は、地方創生の重要な基盤ともなるものです。引き続き、しっかりと議論に参加してまいります。
(本日の配布資料についてはこちらをご参照ください。)
午前10時からは、「自民党 保育関係議員連盟総会」に出席しました。
本日は、厚生労働省等から、平成28年度二次補正予算と平成29年度予算概算要求におげる保育対策関係予算について説明を受け、保育推進連盟より要望事項を伺って、質疑を行いました。
特に、保育士等のさらなる処遇改善の実現と、そのための財源確保が重要であることを感じました。
午前11時からは、「経済構造改革に関する特命委員会」に出席しました。
この委員会は、茂木敏光政調会長を委員長として新たに設置されたもので、私も副委員長の一人として任命を受け、参加したものです。
本日は、成長戦略の課題と今後の検討課題についての論点整理を踏まえ、出席者から意見発表が行われました。
新たな成長分野を育成し、従来の産業の生産性向上を図ることが引き続き最も重要な課題です。そのための重点施策などについて、今後もしっかり議論をしてまいります。
正午からは、「国際保健医療戦略特命委員会」に出席しました。
本日は、「第6回アフリカ開発会議における医療保険分野の成果」、「ジカウイルス感染症の状況と対応」、「G7神戸保健大臣会合」、「国際緊急援助隊・感染症対策チーム派遣」、「外国人医師の臨床研修の現状」のそれぞれについて、関係各省より説明を受け、質疑を行いました。
わが国の医療分野での国際貢献の現状と課題などについて体系的に学ぶことができました。
(医師偏在是正に関する研究会設立総会での呼びかけ人代表の河村健夫先生からのご挨拶です。)
(医師偏在対策の議論の主要な論点です。)
(自民党 保育関係議員連盟総会での野田毅会長からのご挨拶です。)
(経済構造改革に関する特命委員会での議論の様子です。)
(国際保健医療戦略特命委員会で各省より説明を受けているところです。)