本日(10/21)は、飯島町で開催された「これからの社会資本整備を考える ~南信地域のくらしとインフラ~」と題した講演会に出席しました。
講師は、国土交通省の前事務次官で、現在は顧問をされている谷口博昭さんです。谷口顧問は道路局長や技官も務められ、中部地方建設局での勤務経験もあり、伊那谷を熟知しておられる方です。
伊南バイパスや三遠南信自動車道の事業化や推進にご尽力いただくなど、大変お世話になってきた方だけに、久しぶりにお会いできて大変うれしく思いました。
(講師控室で久しぶりにお会いし、伊那谷のインフラ整備の必要性について懇談をさせて頂きました。)
谷口顧問からは、現在の環境の変化や、社会資本整備の状況、成長戦略の考え方や南信地域の活性化に向けたネットワークづくりなどについて、わかりやすくお話を頂きました。
印象に残ったのは、今後、道路・港湾・空港・公共賃貸住宅・下水道・都市公園・治水・海岸などの社会資本整備の削減をやめ、一定の予算を確保したとしても、2037年には維持管理・更新予算がこれを上回り、一切の新規事業ができなくなるという試算です。一方、前もって予防・保全を導入することにより、2047年まで新規事業が可能となるという試算もあわせて示されました。
今後の維持管理も見据え、優先度の高い事業を見極めるとともに、安定的な財源を振り向けることのできる長期的な財政運営が必要であることを痛感しました。
講演の後、駒ヶ根市、飯島町、飯田市の市民代表の方から、それぞれの立場から必要な社会資本整備の促進を求める、素晴らしい意見発表がありました。
どのように地域の成長戦略を描き、社会資本整備をどのように位置づけるのかが大切であることを再認識した講演会でした。
その後、伊那市の洋菓子屋さん「ドルチェ・カリーナ」を訪問しました。このお店のご主人 柴宏治さんは、私の青年会議所仲間でもあり、地元の伊那市境区の役員もされています。
今日、柴さんを訪ねたのは、信濃毎日新聞の朝刊に柴さんが洋菓子の全国大会に参加し、チョコレートを扱う「コンフィズリー」部門で銀賞を獲得したという記事を見たからです。
この全国大会は、洋菓子の技術や味を競う「ジャパン・ケーキショー東京」で、10部門に2600店の応募があったそうです。長野県からの上位入賞は柴さんただ一人。長野県からの入賞は4年ぶりだそうです。
本来はお店は休日だったのですが、お店で受賞作品をみせて頂きました。
10種類の様々な造形のチョコレートが整然と並び、現代アートのように美しく感じました。それぞれのチョコレートで2つずつの味が味わえるようになっており、合計20種類の味が楽しめる作品だそうです。
一種類作るのに3時間以上もかかり、コンテストの前には、毎日の仕事のあと、午前2時過ぎまで作品づくりに取り組んだとのこと。
こうした素晴らしい技術とセンスをもった人が地元で活躍しているのは、とてもうれしいですね。柴さんのお店は、チョコレート菓子だけでなく、アイスクリーム(ジェラート)のお店としても有名です。皆様ぜひ、お出かけください。(場所は、「ドルチェ・カリーナ」で検索すれば、OK!)
(柴さんご夫妻とともに、受賞作品の前で記念撮影をしました。)
(受賞作品はまさに芸術品。残念ながら販売はしていませんが、必見の価値があります。)
夜には、駒ヶ根市において、伊南倫理法人会の女性委員会が発足したことを記念した懇談会が開催されました。
女性委員会発足とともに、伊南倫理法人会も明るく元気にパワーアップ。今日の懇親会も大いに盛り上がりました。やはり、明るく、楽しくが一番ですね。
(元気いっぱいの女性委員会の皆さまから、今日も元気を頂きました。ありがとうございます。)