本日(1/10)、箕輪町南宮神社で開催された山車飾(だしかざり)の観賞会に出席してまいりました。
箕輪町の山車飾りは、山車飾保存会(岡 久幸 会長)の皆さまを中心に、地域の有志の皆さんが様々なテーマで人形や舞台をつくり続けてこられたものです。明治初年以来、百年以上も続いており、昭和63年には町の民族無形文化財に指定されました。山車作りの資金も、一部は町からの補助があるものの、ほとんどは地域の皆さまの寄付によるものだそうです。
近年では、総合学習の一環として、小学校三年以上の皆さんが参加する山車も展示されるようになっています。
今日は、保存会前会長の蟹澤廣美さんや、後援会の役員でもある小平浩さんにご案内を頂き、それぞれの山車を見学させて頂きました。
今年の題材は、保存会の皆さまによる「縁起の虎」、「加藤清正と虎」、「「平家の滅亡(壇ノ浦の戦い)」、「決戦・川中島の戦い」と、子どもたちの作品である「猿蟹合戦」、「おむすびころりん」でした。製作には、11月から二カ月以上かけたというお話でしたが、どれも力作ぞろいの素晴らしい山車でした。
また、それぞれの山車にはその場面の説明がわかりやすく表示されていたほか、立派な「山車飾解説」が配布されました。子どもたちにとっても、歴史や伝統に興味をもって勉強する良いきっかけになっているというお話でした。
このお祭りが終われば、来年の山車の構想づくりを始めるとのこと。保存会の皆さんの生き生きとして笑顔が印象的でした。
(左がご案内を頂いた蟹沢さん、右が小平さんです)
(こどもの山車クラブである「スマイル山車くらぶ」の作品「猿蟹合戦」)
(武田信玄と、信玄の本陣に突入した上杉謙信が登場する「川中島の戦い」)