本日(9/14)は、自由民主党の議員連盟である「農民の健康を造る会」主催の現地視察に参加しました。
この議員連盟はかつて父 宮下創平が会長を務めた議連であり、私も昨年の選挙までは、事務局長として活動していました。
今日の視察先は、長野県の医療の中核を担っている佐久総合病院と、この春にオープンした介護療養型老人保健施設「いずみの」です。
佐久総合病院は、地域に根差した健康指導活動を長年展開し、健康長寿の長野県の基礎をつくった病院でもあります。
地域ケア科の活動により、約300人の方の在宅医療を支えるなど、先進的な取り組みも行っています。
(地域ケア科の前で記念撮影。左端が伊澤院長先生です。)
また、ドクターヘリのヘリの運用を行い、長野県全体の救急医療を支えています。
(ドクターヘリは平均すると年間360回程度患者さんを運んでいるそうです。)
視察の後の懇談会では、今後新たな場所につくる基幹医療センターの計画や、医師不足の現状などについて質疑応答をさせて頂きました。改めて、幅広い医療サービスを提供する基幹的な病院として重要な役割を果たしておられることを実感しました。
その後、上田市内にこの春オープンした介護療養型老人保健施設「いずみの」を視察しました。
「いずみの」は、短期入所療養介護用の個室を120名分もつとともに、通所のリハビリ40名、在宅サービスセンターなどの機能をもつ施設です。
(2階と3階は、けやき町、さくら町と名付けられ、1丁目ごとに12部屋をまとめる方法で介護療養サービスが実施されています。)
(これは、車いすなどから、腰掛けるようにして移動した後で、手前の壁が上がり、お湯が上がってくるという仕組みの最新式のおふろユニットです。)
医療ケアもある程度できる介護療養型老人保健施設が果たす役割が今後重要になるということを実感しました。
視察を終えて、メンバー全員での懇談会が開催されました。JA長野厚生連の盛岡理事長も駆けつけて頂き、大変充実した会となりました。
高齢化社会を迎え、JA厚生連の運営する病院や介護施設、地域医療の在り方は、これからのモデルになると感じます。同時に、現場の皆様の声をしっかりと受け止めることが政策作りの基本であることを再認識した一日でした。
(最前列は右から、「いずみの」の伊沢施設長先生、若林正俊先生、宮越光寛議連会長、阿部俊子先生、私です。)