本日(4/12)は、伊那市の「いなっせ」で開催されている「立山実紀 遺作展」を家内とともに見に行きました。
立山実紀さんのお父様、立山雄大先生は、父の頃から歯科医の先生方で後援会をつくってくださり、その会長としてご支援を頂いている方です。
実紀さんは、自閉症の障害をお持ちで、東京の養護学校をご卒業後に、西駒郷に入所されました。そこで、先生方のご指導のもと、色鉛筆画、刺繍、折り紙、英語のレタリング、書等、様々な作品づくりに取り組まれ、約15年間にわたり素晴らしい作品を残されました。
残念ながら、ご病気のため2011年4月28日に34歳で亡くなられましたが、一周忌を前に、作品展が開催されることになったのです。
立山先生のお話では、実紀さんはヨーロッパなど海外の国々が好きで、写真を見ながら、思いを込めて作品を描いておられたそうです。また、アルファベットのレタリングがお好きだったとのことで、絵にも地名や様々な言葉が丁寧に書き込まれています。
どの作品も温かな色彩で、隅々まで丁寧に作られています。心も温かくなるような素晴らしい展覧会でした。
この遺作展は4月17日まで「いなっせ」2階の展示ギャラリーで開催されています。お近くの方は、是非おでかけください。
(立山先生ご夫妻にお会いし、実紀さんの思い出についてもお聞きすることができました。)
(実紀さんが描いたフランスのモンシャン・ミッシェルの絵です。とても素敵ですね。)
(様々な地名が絵の上に重ねて書き込まれた作品です。)
(花びらやつぼみ、葉などが、様々な色のグラデーションで見事に表現されています。)
(刺繍などの作品も、見事というしかありません。本当に美しい作品ばかりでした。)