5月3日は、午前10時30分から、駒ヶ根市の馬見塚公園で開催された「馬見塚祭典」を訪問しました。
はじめに馬見塚に参拝し五穀豊穣や地域振興などを祈念しました。
続いて、馬見塚奉賛会の今井久文会長、馬見塚祭典委員会の瀧澤昇委員長をはじめとする関係者の皆様にご挨拶を申し上げ、記念撮影を行いました。
本日は、天候にも恵まれ、公園内に設置された露店には多くの家族連れの方々などで賑わい、ステージでは地元中学生による吹奏楽の演奏が行われるなど、様々なイベントが行われており、皆さんの元気と地域の活気を感じることが出来ました。
正午からは、大鹿村の大碩神社で開催された「大鹿歌舞伎 春の定期公演」を鑑賞しました。
本日の上演外題は、「一谷嫩軍記 須磨浦の段(いちのたにふたばぐんき すまのうらのだん)」、「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段(いちのたにふたばぐんき くまがいじんやのだん)」でした。
幕間には、私からお祝いのご挨拶を申し上げ、引き続き、長野県の阿部守一知事からもご挨拶がありました。
300年の伝統を受け継ぎ、大鹿村民の皆さんの力で作り上げてきた大鹿歌舞伎の魅力を感じることが出来た定期公演でした。
馬見塚祭典での、駒ケ根市の伊藤祐三市長や祭典関係者の皆様との記念写真です。
馬見塚祭典本部の皆様との記念写真です。
福岡商工会の皆様との記念写真です。
ステージでは、赤穂中学校の皆さんによる吹奏楽の演奏が行われていました。
馬見塚祭典には、昨年を大きく上回る露店も出ていました。会場の馬見塚公園の新緑もとてもきれいでした。
大鹿歌舞伎が行われる大磧神社の参道で、約70年の長きにわたり大鹿歌舞伎で太夫弾き語りなどを務められた片桐登さんに、お会いすることができました。
大磧神社の受付で、大鹿村の皆様と記念撮影を行いました。
大鹿歌舞伎保存会の会長である大鹿村の熊谷英俊村長が開幕の口上を述べられているところです。
前半の一谷双嫩軍記 須磨浦の段で、熊谷次郎直実が、平敦盛(実は敦盛に扮した息子の小次郎)の首をはねるシーンです。
前半終了後の幕間に私からご挨拶を申し上げているところです。
幕間の休憩時間に撮影した会場の大磧神社の様子です。
後半の一谷双嫩軍記 熊谷陣屋の段で、熊谷が敦盛の首と称して息子小次郎の首を掲げ、源九郎義経が首を確かめているシーンです。
熊谷の妻 相模が、息子の小次郎の首を抱き、嘆いている様子です。我が子を思う母の気持ちが察せられ、涙が出ました。
最後に、出演者全員の顔見世が行われ、竹本登尚太夫の音頭で、会場の皆様全員で「シャン、シャン、シャン、おシャシャのシャン」と3回手を打ち、締めとなりました。
大鹿村からの帰りの道で、小渋湖の向こうに、赤石岳がきれいに見えました。