8月20日は、午前中に伊那市内の企業の皆様を訪問しました。
株式会社仙醸では、黒河内靖会長と黒河内貴社長にお会いして、新型コロナ感染症の影響や、あらたな顧客ニーズに応えた新商品開発や輸出への取り組みなどについてのお話を伺うことが出来ました。
伊那食品工業株式会社では、塚越寛最高顧問と塚越英弘社長にお会いして、最高顧問が渋沢栄一賞を受賞されたお話や、地元の酒蔵である「今錦」再生の取り組み、ぱぱな農園での農産物生産と加工の取り組みなど、様々なお話を伺いました。
また、4月の聖火リレーの走者として妻籠宿を走った、社長秘書の中村優里さんにお会いしてお話を伺い、トーチも持たせて頂くことができました。
午後には、8月14日からの豪雨により、8月15日の未明に土砂災害の被害に合わせた辰野町小野地区、箕輪町下古田地区と富田地区を訪問しました。
急激な増水で地域の河川があふれ、多くの家屋が床上や床下浸水の被害にあわれ、本日もボランティアの皆さんが泥出しなどの作業にあたっておられました。
人的被害はなかったものの、再度の被災を防ぐためにも、早急な対策が必要であることを強く感じました。
町、県と連携して、復旧と安全の確保に向けて努力してまいります。
右から、株式会社仙醸の黒河内靖会長、私、黒河内貴社長です。私の持っているお酒は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021」で金賞を受賞したお酒です。
ショールームには、かわいいパッケージのあまざけや、消毒用アルコールなどの商品も並んでいました。
左から、伊那食品工業株式会社の塚越寛最高顧問、私、塚越英弘社長です。持っているのは、「ぱぱな農園」でとれたトウモロコシです。糖度が20度以上あるそうです。
聖火リレーの走者として妻籠宿を走った、社長秘書の中村優里さんにトーチを持たせて頂きました。
伊那食品工業では、寒天成分を抽出したあとの海藻残さを再利用した有機肥料をつくり、おいしい米作りにも取り組んでおられます。
辰野町小野の大沢川の氾濫地点を武居保男町長(左)、山田勝己副町長とともに視察しました。私たちの後ろにある大量の土砂が川を埋めつくし、周囲に泥を含んだ大量の水が流れ出し、多くの家が浸水被害を受けました。
周辺の農地も、厚い泥に覆われていました。
長年ご支援を頂いている白鳥さんのお宅でも、離れや蔵が床上浸水の被害にあわれ、多くのボランティアの皆さんが泥出し作業にあたられていました。
臨時の災害廃棄物置き場には、多くの家財道具が積み上げられていました。
箕輪町の白鳥政徳町長、長野県議会議員の清水正康先生をはじめとする皆様と、箕輪町下古田で被害を受けた河川を視察しました。
増水した水が擁壁の後ろに回り込み、擁壁が大きくはがれたような状態になっていました。
下流では、擁壁のない部分が大きく削られてしまっていました。
箕輪町富田地域の地域の水路が氾濫した箇所です。濁流が舗装道路の下と上を流れ、舗装面が凸凹になってしまっています。
氾濫を起こした周辺を視察しているところです。上流から流れた石などで水路がふさがれて、大量の泥水が周辺にあふれたとのことでした。