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令和2年豪雨災害対策本部、新たな国家ビジョンを考える議員連盟東京一極集中是正分科会・憲法改正分科会に出席

2020年7月6日 月曜日

7月6日は、午後1時から「令和2年豪雨災害対策本部」に出席しました。

本日は、二階俊博本部長のご挨拶に引き続き、武田良太防災担当大臣から熊本視察報告を兼ねたご挨拶を頂きました。

引き続き、内閣府・気象庁・国土交通省・農林水産省・林野庁・総務省・文部科学省・環境省・防衛省から政府の対応状況についての報告を受けました。

球磨川流域は過去にも大きな水害に見舞われていますが、昭和40年の出水は12時間の流域平均雨量が157.9mm、昭和57年7月洪水は240.5mmだったのに対し、今回の水害は300mmを超える過去最大の雨量を計測したそうです。

関係各省が被災地の自治体と連携して懸命の救出と復旧を進めていますが、今夜も福岡県・佐賀県・長崎県で大雨特別警報が出されるとともに、全国各地に土砂災害警戒情報が出されるなど、予断を許さない状況が続いています。今後も、政府・与党一体でしっかりと対応してまいります。

午後2時からは、「Withコロナ・Afterコロナ 新たな国家ビジョンを考える議員連盟 東京一極集中の是正に関する分科会」に出席しました。

本日は、菅家一郎座長から、これまでに議連に寄せられた先生方の提言や菅家先生のとりまとめ案についての説明を受け、意見交換を行いました。

私からは、兼業・副業を通じた都市人材による地方企業のサポートの推進や、大学の教養学部の地方移転、地方大学とスタートアップ企業等の共同研究の推進を通じた地方における成長産業育成などの施策を提案しました。

午後5時からは、「Withコロナ・Afterコロナ 新たな国家ビジョンを考える議員連盟 憲法改正分科会」に出席しました。

本日は、三重中京大学名誉教授の浜谷英博先生から「Withコロナ・Afterコロナの時代と緊急事態条項」と題したご講演を頂き、引き続き、衆議院法制局より「諸外国の新型コロナウイルス対策における事業者への支援措置」について説明を受け、質疑を行いました。

特に浜谷先生からは、「災害対策基本法には災害緊急事態の布告やその際の対応などに関する条文が置かれているが、私権制限を伴うものであるため、東日本大震災の際にも適用されなかった。憲法にきちんと緊急事態条項を位置づけなければ、憲法違反提訴が起こる懸念から、今後も災害緊急事態の布告が行われることはないだろう。」との趣旨で重要なご示唆を頂きました。

国民益のために、憲法はどうあるべきかをしっかり議論することが必要であることを強く感じました。

また、衆議院法制局の説明により、諸外国でも営業停止措置がとられた場合、日本と同様に、損失補償ではなく、事業継続や雇用維持のための支援が行われていることが確認できました。


令和2年豪雨災害対策本部で現地視察報告をする武田防災担当大臣です。


武田大臣の視察報告の概要です。


Withコロナ・Afterコロナ 新たな国家ビジョンを考える議員連盟 東京一極集中の是正に関する分科会で挨拶する菅家一郎座長です。


Withコロナ・Afterコロナ 新たな国家ビジョンを考える議員連盟 憲法改正分科会での下村博文座長のご挨拶です。その右がご講演を頂いた浜谷英博先生です。


諸外国の事業者への支援措置の比較表です。