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衆議院決算行政監視等実情調査議員団調査6日目

2019年8月30日 金曜日

8月30日は、衆議院決算行政監視等実情調査議員団での調査の6日目でした。

午前10時に国立公文書館を訪問し、政府局長のルーシー・フレッチャーさんと政策長のマルコム・トッドさんから、英国における公文書管理の現状や課題についてお話を伺いました。

英国では、「省庁の文書の中で歴史的に保存すべき文書は20年で公文書館に移管しなければならない」という「20年ルール」があり、公文書館がガイダンスを作成し、二つのルールに基づき、政府における公文書管理をモニターされています。

一つは、インフォメーション・マネジメント・アセスメント・プログラムで、省庁における公文書管理を査定しています。なお、省庁においては、PRO(The Department Record Officer)が、評価選別を含めた管理を行なっているそうです。

もう一つは、インフォメーション・マネジメント・レポートの作成で、これにより各省庁の20年ルールの実施状況をチェックしています。

2000年には情報自由法が制定され、国民への情報公開が義務付けられました。

また、デジタルデータをどのように公文書館に移管するかについて検討されているとのことでした。

現在、文書のデジタル化の作業を進めており、ボランティアや大学とも協力しながら、約9パーセントのデジタル化が行われているそうです。

これらについての質疑の後で、実際の公文書管理の状況や、閲覧者の皆さんが文書を閲覧しているところを見学しました。

「公文書は政府のものではなく、国民みんなのもの」という理念に基づいた運営がされていることを感じました。

お昼には、「レッドライオン」というパブで、食事をしました。フィッシュ&チップスやミートパイなど、それぞれが英国伝統の味を楽しみました。

食後には、国会議事堂を見学しました。上院、下院、それぞれに伝統の重みを感じました。

午後5時過ぎには、ヒースロー空港に到着し、ラウンジで先生方と調査の全日程を終了したことを祝って記念撮影をしました。


(国立公文書館の正面玄関前での記念写真です。)


(公文書館の中は、近代的なデザインでした。)


(政府局長のルーシー・フレッチャーさんと政策長のマルコム・トッドさんからお話を伺っているところです。)


(私から質問紙をしているところです。)


(実際の古地図などの保管状況を見せて頂きました。)


(大判の公文書の保管庫での記念写真です。)


(昼食をとったパブ「レッドライオン」の入り口です。)


(多くの花が飾られ、とてもきれいでした。)


(地下に降りていく雰囲気もいいですね。)


(ビールサーバーなどもビンテージ感があってかっこよかったです。)


(料理が来る前に撮影した一枚です。)


(伝統のフッシュ&チップスです。)


(私はひき肉の入ったパイ包み料理を注文しました。とても美味しかったです。)


(国会議事堂の見学をした際の入り口付近の大きなホールの様子です。)


(木製の全体模型が展示されていました。)


(エントランスホールでの一枚。建物から、歴史と伝統が感じられます。)


(国会議事堂の中ではほとんど写真撮影が禁止されていたので、外にでてから記念撮影をしました。)


(別の角度からの国会議事堂です。左端に移っているのは、改修中の時計台「ビッグベン」です。)


(ヒースロー空港のラウンジで、調査の最後に議員メンバーで記念撮影をしました。)