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中山間地農業を元気にする委員会 現地調査1日目

2016年12月4日 日曜日

11月4日は、「中山間地農業を元気にする委員会」の現地調査で、私の地元の伊那市と飯田市における取り組みを視察するとともに、地元の皆様から様々なお話を伺いました。

午前11日には、伊那市横山地区の鳩吹公園で、東京から来られた副委員長の長峯誠先生、事務局長の津島淳先生、農林水産省の皆様をお迎えしました。

始めに、絶滅危惧種に指定されている「ミヤマシジミ(蝶)」の保護のため、産卵場所である「コマツナギ」を住民有志で植えたり、自生のものを保護する活動を続けているとのお話を伺いました。

次に、農業用溜池を視察し、続いて鳥獣被害防止のための柵の設置の取り組みについて伺いました。業者さんに依頼する場合には補助率1/2になるのに対し、資材の提供を受けて自ら設置する場合には全額補助となる制度を利用し、地区全体に渡る3キロメートル以上の柵を住民の皆様が協力して設置したそうです。また、大型の猿の檻わなを設置して約80頭のサルを捕獲し、以来被害が大幅に減ったとのこと。

お昼には、食事を頂きながら、括りワナの設置と捕獲の実演を拝見し、食後に、伊那市の白鳥市長とJA上伊那の下村常務から、伊那市や上伊那地区の中山間池における先進的な取り組みについてのお話を伺いました。

午後3時には、飯田市上久堅地区を訪問し、中山間地直接支払を活用している地区の現状についてお話を伺いました。

次に、上久堅の小野子クラインガルテンを視察しました。

午後3時半過ぎからは、上久堅振興センターで上久堅地区での取組やクラインガルテン建設の経緯や課題などについてお話を伺い、意見交換を行いました。

地域が一丸となって地域活性化に取り組まれている姿に感銘を受けました。三遠南信自動車道やリニアの開通によって、さらに多くの人が訪れる未来に向かって頑張る皆様の取り組みをしっかり支援していく覚悟です。
明日は、岐阜県の中津川市と恵那市を訪問し、調査を行う予定です。


(中山間地農業を元気にする委員会の委員長として、始めの視察地である伊那市の鳩吹公園でご挨拶を申し上げているところです。)


(ミヤマシジミとコマツナギについての説明が掲げられていました。)


(鳩吹公園で、中央アルプスをバックに、午前中の現地調査に同行いただいた皆様と記念撮影をしました。)


(横山地区の鳥獣防護柵の取り組みについての説明を伺っているところです。)


(意見交換会の会場である羽広荘に到着、伊那市の白鳥市長を囲んで南アルプスをバックに記念撮影をしました。)


(昼食を頂きながら、括りワナの実演を見せて頂きました。)


(委員長として、現地調査の趣旨説明を含めたご挨拶を申し上げました。)



(伊那市の白鳥市長から、伊那市における先進的な取り組みについてのお話を頂きました。)


(中山間地の酒米から作った純米酒「やまむろ」と耕作放棄地を再生してできた芋から作った芋焼酎「耕作放棄地再生隊」の紹介もありました。)


(飯田市上久堅地区の傾斜地にある農地の様子です。)


(上久堅地区推進協議会の田中代表からお話を伺っているところです。泰阜村ご出身の宮島よしふみ先生も駆けつけて下さいました。)


(小野子クラインガルテンで、農事組合小野子の北沢組合長(ハッピの方)を囲んで記念撮影をしました。)


(上久堅振興センター会議室での意見交換会の冒頭に、私からも委員長として、お礼を兼ねたご挨拶を申し上げました。)


(農事組合小野子の北沢組合長からお話を伺っているところです。)