6月2日は、午前8時から「憲法改正推進本部」に出席しました。
本日は、船田元憲法改正推進本部長からのご挨拶に引き続き、磯崎陽輔事務局長よりこれまでの論点を整理したメモに基づいた説明があり、意見交換を行いました。
私からは、特に改正が必要な点について、
1.憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」の記述を積極的平和主義の理念に改めるべき。
2.首都直下地震や南海トラフ地震等にも適切に対応できるような緊急事態条項を盛り込むべき。
3.本来、自衛隊創設の際に改正すべきであった憲法第9条第2項を改め、自衛のための戦力の保持を明記すべき。
4.選挙区に関する事項において、地方創生実現の観点からも、「各選挙区は、人口を基本とし、行政区画、地勢等を総合的に勘案して定めなければならない。」との草案の改正を実現すべき。
との意見を申し上げました。
午前10時過ぎには、この度新たに長野県議会議長に就任された西澤正隆先生と、副議長に就任された小島康晴先生がご挨拶にお見えになり、懇談をさせて頂きました。
先生方のリーダーシップのもと、長野県議会がさらにパワーアップされることを期待しています。
午前11時過ぎからは、「多様な働き方を支援する勉強会」に出席しました。
本日は、大阪大学大学院言語文化研究科教授の高橋美恵子先生を講師にお迎えし、「スウェーデンにおける多様な働き方の実現に向けた軌跡 ~仕事と子育ての両立支援と実践~」と題したご講演を頂きました。
スウェーデンでは1880年ごろから4.0以上あった出生率が減少しはじめ、1930年ごろに2.0を割り込んだ頃から人口減少対策に取り組み、過去3回にわたって出生率上昇を実現しています。
2013年の出生率は1.89とのこと。2010年の意識調査では、「あなたの国は、子どもを産み育てやすい国だと思いますか」との問いに対し、スウェーデンでは82.8%が「とてもそう思う」と応えているのも驚異的です。(日本では、「とてもそう思う」と答えた人は8.6%に過ぎません。)
社会全体で子どもを育むスウェーデンの福祉モデルに学ぶべき点が多いことを感じました。
正午からは、「原子力規制に関するPT」に出席しました。
本日は、旧原子力安全委員会委員長で旧日本原子力研究所理事長の松浦祥次郎先生と、原子力国民会議代表理事の宮健三先生をはじめとする皆様から、「原子力規制組織の見直しについて」と題したお話を伺い、質疑を行いました。
私からは、当初半年程度といわれていた新規制基準審査に2年近くかかっている原因について質問をし、松浦先生からは、基準地震動についての科学的知識が不確かであることが一つの要因であり、さらに、新たな規制をつくったことで、想定以上に時間がかかっている面があり、今後はスピードアップする可能性もあること、などについて回答を頂きました。
午後1時からは、「衆議院本会議」に出席しました。
本日は、「地域自主性自立性改革推進法」、「地域再生法」、「国家戦略特区法・構造改革特区法」についての討論と採決に引き続き、「学校教育法」と「特許法」の採決が行われ、いずれも可決されました。
その後は夕方まで、議員会館と財務副大臣室において、各省、各局との打ち合わせや決済などを行いました。
(「憲法改正推進本部」での船田元憲法改正推進本部長からのご挨拶です。)
(西澤正隆議長(左)と、小島康晴副議長のご活躍を期待しています。)
(「多様な働き方を支援する勉強会」で講演される高橋美恵子先生です。)
(様々な施策によって、出生率低下の危機を何度も乗り越えてきたことがわかるグラフです。)
(「原子力規制に関するPT」で講師の皆様からお話を伺っているところです。)
(本会議の議事日程です。)