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宮下 一郎

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衆議院 災害対策特別委員会 令和6年能登半島地震による被害状況調査のため、石川県視察を行いました

2024年4月15日

4月15日は、衆議院 災害対策特別委員会による「令和6年能登半島地震による被害状況調査」のため、石川県を視察しました。

午前6時に、昨夜前泊した金沢市内のホテルを出発し、バスで輪島市に向かいました。

午前9時から、輪島港にて漁港等の被害を視察しました。

輪島市の坂口茂市長と面会し、地震の被害状況と復興に向けた取組についてお話を伺いました。

続けて、海士町自治会の橋本拓栄会長、輪島市海士町磯入組合の門木始さん、輪島の海女保存振興会の門木奈津希さん、船主会の細道龍一会長から、現地の実情とともに復興に向けた要望を頂き、意見交換をさせて頂きました。

午前10時すぎには、輪島朝市に到着し、地震で大きな被害を受けた火災現場と建物崩壊現場を視察しました。

午前10時半前には、輪島キリコ会館前で、輪島市の坂口市長から、応急仮設住宅の建設の状況などのお話を伺うとともに、交流施設建設に向けた要請を頂きました。

午前11時すぎには、輪島市稲舟地区にて、地すべりによる農地被害を視察しました。

現地では、稲舟地区の歌見啓志区長、稲舟地区にお住いの山吹隆司さんから被害状況をお伺いしました。

まず、地滑り対策をしっかり行った上で、営農再開に向けて、水路の補修なども進めていかなければなりません。本年中の営農再開は困難とのことでしたが、一日も早い復興に向けて、全力で取組んでまいります。

午前11時45分過ぎには、輪島塗会館において、輪島塗事業者の被災状況について説明を受けました。

輪島漆器商工業協同組合の隅堅正事務局長および日南尚之さん、輪島塗職人である輪島蒔絵業組合の新出昭宏組合長からお話を伺いました。

世界に誇る伝統産業である輪島塗の再建に向け、様々な工程に関わる皆様の住宅の再建や、仕事場の建設など、これからの支援が重要であることを認識しました。

午後12時50分過ぎには、車中から熊野町の河原田川の河道閉塞箇所を視察しました。

午後1時20分過ぎには、穴水町のさわやか交流館プルートにおいて、避難所を視察しました。

穴水町の宮崎高裕副町長にご案内を頂き、避難所の皆様の慰問を行いました。

午後5時からは、石川県庁にて石川県との意見交換会に出席しました。

石川県の馳浩知事からは、震災からの創造的復興に向けて、インフラの早期復旧や、能登の特色ある生業再建、暮らしとコミュニティの再建など、石川県の復興に向けた道筋についてご説明を頂くとともに国からの復興基金の創設を含めた財政支援の要望を頂きました。

意見交換会終了後に石川県庁を出発し、金沢駅から新幹線で上京しました。

本日、能登半島地震の被災現場の視察を行い、その被害の大きさと復興に向けた取組状況を間近で見ることができました。様々な課題を乗り越えて、インフラの整備や農林水産業の再建などを図り、一日も早い被災者の皆様の生活や生業の再建、地域の再生を実現できるよう、これからも応援をしてまいります。


輪島港の様子です。向こう岸に係留されている船が傾いているのは、海底隆起で船が持ち上げられているからだそうです。


漁業関係者の皆様から、輪島港の浚渫など、今後の復旧計画について説明を伺っているところです。


輪島港の岸壁に隣接する水揚げ場は、基礎に乗った建物の壁の部分が持ち上がり、床がへこんでいました。


輪島市内では、多くの倒壊した建物が見られました。


このように、一階部分がつぶれた建物も多くありました。


火災により広域に焼失した輪島朝市の地域です。


かつてにぎわった輪島朝市のメインストリートの姿は一変していました。私の後ろの建物は、「永井豪記念館」です。貴重な原画などは、耐火部分にまもられて無事だったそうです。


輪島キリコ会館前で、輪島市の坂口市長から、応急仮設住宅の建設の状況などのお話を伺うとともに、交流施設建設に向けた要請を頂きました。


輪島キリコ会館周辺でも、仮設住宅の建設が急ピッチで進められていました。


地震による地滑りで農地に亀裂がはいった輪島市稲舟地区の様子です。


私から、地元の皆様に質問をしているところです。


輪島塗会館で、関係者の皆様からお話を伺いました。


輪島市河原田川周辺の河道閉塞の発生個所をバスの中から視察しました。


穴水町のさわやか交流館プルートで、穴水町の宮崎高裕副町長からお話を伺っているところです。


石川県との懇談会で、馳浩知事がこれまでの取り組みなどについてお話をされているところです。


私からは、現在市町村で地域計画が策定されていることも踏まえ、単なる農業被害の復旧ではなく、未来につながる前向きな取り組みが広がるよう、お力添えをお願いました。


馳知事にしっかり応援させていただくことをお誓いしました。


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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