5月16日は、午後4時から「競争政策調査会」に出席しました。
本日は、はじめに、経済産業省より「デジタルプラットフォーム取引透明化法の対象追加(デジタル広告市場)について」説明を受けました。
続いて、村井英樹事務局長から「成長と分配の好循環を実現するための競争環境の整備について(提言案)」について説明を受け、質疑を行いました。提言案は、
1.公正取引委員会のアドボカシー(競争の活性化に関する唱導)の強化
2.グリーン社会の実現に向けた取組と競争政策の在り方
3.デジタル市場の健全な発展に向けた競争政策の在り方
4.中小企業者等の取引公正化に向けた取組
5.公正取引委員会の体制の強化
の5つの柱から構成されています。
私からは、中小企業者等の取引公正化に関し、運送事業者がサーチャージを受け取れない事例、大手スーパーの値段据え置きのために納入事業者に製造コスト上昇を負担させる事例など、優越的地位の乱用の有無をしっかり調査すべきことと、適正な原価を下回る価格で受注するダンピングについても、厳しく対応すべきことを意見として申し上げました。
最終的に、必要な修正を行うことを含めて提言案が了承されました。
競争政策調査会で伊藤達也調査会長がご挨拶されているところです。