7月26日は、長野県飯田建設事務所の細川容宏(よしひろ)所長、南信州地域振興局の丹羽克寿局長をはじめとする皆様にご同行を頂き、阿南町の「かじかの湯」と「鴨目(かんめ)」地区、天竜村の「足瀬」地区、喬木村の「加々須~大島」地区、大鹿村の「釜沢」地区を訪問し、今般の7月豪雨により被災された状況を視察しました。
各現場では、地元町村長の皆様や地域の皆様から被災の状況について詳しくお話を伺うことが出来ました。
各地区の状況は写真やデータから想像していたよりも大規模であること、地域住民の皆様の生活に様々な影響を与えていることを実感しました。
皆様には、各被災地の早期の改良復旧に向けて、国・県・地元自治体連携の下に、しっかり取り組むことをお約束しました。
阿南町かじかの湯のロッジエリアの山腹崩壊現場です。
ロッジの給湯器も土砂の圧力でつぶれていました。
住宅の裏側の崖が崩れた阿南町鴨目地区の現場で、説明を受けているところです。
これは、崖崩れの予兆を測定する機械です。斜めに渡されたパイプの中にワイヤーが通っており、両側の杭の間隔の変化を0.1ミリ単位で測定することができます。
センサーが1時間に4ミリ以上の変化を感知するとサイレンが鳴り、避難を促す仕組みになっています。
国道418号が分断された天竜村足瀬の現場です。二か所の崩落が見えますが、手前は数日前に発生したとのこと。斜面には、今日も音を立てて泥が流れ落ちていました。
天竜村の永嶺村長をはじめとする皆様から状況の説明を頂きました。
県道が崩落し、一時孤立集落が発生した喬木村加々須地区では、喬木村の市瀬村長、小池長野県議会議長をはじめ、多くの地域の皆様が視察に同行を頂きました。
雨の中駆けつけてくださった皆様に私からご挨拶をしているところです。
飯田建設事務所の細川容宏所長から崩落の状況や復旧プランについて説明を受けているところです。
仮橋が一度流され、再度、地元の大平建設の皆様が丸太でつくった橋です。この橋のおかげで集落の農産物の出荷が出来たとのことでした。
大規模な地滑りにより、大きな段差ができた大鹿村釜沢地区の現場です。我々の首の高さぐらいまで、地面が落ち込んでいます。
大鹿村の柳島村長から周辺の状況について説明を受けているところです。この道の一段下の県道にも崩落があり、リニア中央新幹線の工事現場に向かう車両も通れなくなっているとのことでした。
ここにも、地面の変化を感知するためのセンサーが設置されていました。