7月16日は、午前9時から「新国際秩序創造戦略本部」に出席しました。
本日は、初めに、外務省から「国際機関における影響力」について、国土交通省から「IMO(国際海事機関)における日本のイニシアチブ」について、それぞれ説明を受けた後に、獨協大学教授の竹田いさみ先生から「新海洋秩序と日本の役割」と題したお話を伺いました。
特に、竹田先生のお話を通じて、海の覇権争いの熾烈さを感じるとともに、海洋におけるルール作りの重要性を再認識しました。
午前10時からは「政調審議会」に内閣府副大臣の立場で出席し、「経済財政運営と改革の基本方針2020(骨太方針)(案)」と「成長戦略実行計画案」についての説明を行いました。
骨太方針についてはご指摘を踏まえた修正を検討することを条件に、成長戦略実行計画については原案について、それぞれご了承を頂きました。
午後3時からは、オンライン会議形式で行われた「総合科学技術・イノベーション会議」に西村大臣の代理で出席しました。
会議では、研究力強化・若手研究者支援総合パッケージ、スタートアップ・エコシステム支援パッケージ、統合イノベーション戦略2020の策定及び、最先端研究開発支援プログラム(FIRST)及び最先端・次世代研究開発支援プログラム(NEXT)追跡評価について議論が行われました。
安倍総理からは、本日の議論を踏まえ、
1.我が国の科学技術・イノベーションの力を抜本的に高めるための「統合イノベーション戦略2020」を決定した。
2.博士を目指す全ての学生が生活面での心配をすることなく研究に打ち込むことができるよう、奨学金などの支援策を抜本的に強化してほしい。同時に、若手研究者の成長を長期的な視野で安定的に支援していくためのファンドの創設など、新たな仕組みづくりを速やかに進めてほしい。
3.起業家精神あふれる人材を生み出す新たなエコシステムの中核となる地域を選定し、スタートアップ企業への総合的かつ重点的な支援を行っていく。さらに、実践的な起業家教育を、希望する学生全てが受けられる環境整備を進めてほしい。
4.我が国が世界に冠たるイノベーション大国であり続けるため、関係大臣は、本日取りまとめた戦略の下、これまでの延長線上にはない大胆な政策を、一丸となって迅速に、かつ確実に進めていってほしい。
との趣旨で発言がありました。
午後3時40分過ぎには、新たに内閣官房TPP等政策対策本部国内調整統括官に就任された中尾睦さんがご挨拶にお見えになりました。
私からは、TPPの今後の拡大も見据え、我が国と世界経済の発展に向けたご活躍をお願いしました。
午後4時からは「雇用問題調査会」に出席しました。
本日は、株式会社帝国データバンク総合研究所の北村慎也諸所長から「企業活動と完全失業率 TDB景気動向調査を用いた完全失業率予測に着目して」と題したお話を伺い、質疑を行いました。
帝国データバンクの景気動向調査による雇用過不足DIを用いることで、3か月先の完全失業率を高い精度で予測できること、その予測によれば8月の失業率は4.3%となること、雇用調整助成金が雇用過不足DIを下支えしていることなどについて学ぶことが出来ました。
また、質疑を通じて、感染拡大の抑制と経済再生のバランスが重要であることを再認識しました。
新国際秩序創造戦略本部での岸田文雄本部長のご挨拶です。
政調審議会で私から議案についての説明をしているところです。
総合科学技術・イノベーション会議での安倍総理のご挨拶を聞いているところです。
中尾睦TPP等政策対策本部国内調整統括官との記念写真です。
雇用問題調査会での松野博一会長のご挨拶です。