本日(9/3)は、伊那市内で「自民党フォーラム」を開催しました。
今回は、11年前の発足以来私も参加している伊那谷文明維新塾の講師である林英臣先生をお迎えし、「国難を乗り越えて 新しい日本のグランドデザインを築こう!!」をテーマに、現在の日本の姿を見極めるとともに、今後どのような国家を目指すべきかという点について、真正面から訴える内容としました。
台風12号の日本上陸の影響が懸念されましたが、お陰様で小雨となり、多くの皆様にご参加頂くことができました。
(足もとの悪い中、本当に大勢の皆様にご参加を頂きましたことに、心から感謝を申し上げます。)
第一部では、林先生より、
「現在の日本が幕末、終戦に続く第3の低迷・混乱期にあること、そしてこれからの日本が、明治維新、高度経済成長に相当するる第3の発展をめざすべき時であること。」
「その発展は、公益経済の確立・高徳国家の建設・共生文明の創造を国是とすべきこと。合わせて、人材と、教育が必要であること。」
などについて、熱くご講演を頂きました。
(林先生のご講演には、いつも引き込まれます。そして、よし、自分も頑張ろうという元気を頂くことができます。)
第二部では、私から、現在の日本の抱える課題( 少子高齢化・社会保障費増大による財政危機、エネルギー確保と地球環境問題、食糧安全保障、産業空洞化、過疎化による地方の疲弊、国家安全保障上の危機、政治の混乱・停滞、震災復興の遅れなど)についての現状認識をお話ししました。
引き続き、林先生の言われる第三の発展を通じて日本が目指すべき国家像について、私の考え方をお示ししました。
私は、次の5つの柱を中心に政策を組み立て、心豊かな未来を目指すべきであると考えています。
1.持続可能な社会の実現 ~安心できる未来のために~
2.機会平等社会の実現 ~夢に向かって頑張れる世の中に~
3.倫理や道義に根差した社会の実現 ~日本人の誇りを取り戻そう~
4.都市と地方が共生対流する社会の実現 ~地域の連携で日本を元気に~
5.世界の平和や発展に貢献する国家の建設 ~世界のために力を発揮~
そして、「今こそ、新しい未来の実現に向けて、我々ひとりひとりが動くべき時」であることを訴えました。
(なお、当日お配りしたペーパーはこちらからダウンロードしていただけます。)
(限られた時間でしたが、私の考える国家ビジョンについて、真正面からお話をさせていただきました。)
第三部では、林先生と私の二人によるパネルディスカッションを行いました。主に林先生から、第一部の考え方と第二部の私のビジョンをもとに、質問を頂き、私が具体的な政策や考え方を応える形でした。
主な論点は、
「持続可能な社会の実現」の面では、少子高齢化によって年金・医療・介護などの社会保障の持続可能性が大きな問題となっているが、どのような改革が考えられるか。
食糧安全保障の観点から、日本の農業のこれからの在り方について、どう考えるか。
「公益経済の確立」の観点から、これからの企業経営のあるべき姿をどう考えるか。
企業の中でも、特に日本の製造業は、六重苦(円高、高い法人税、自由貿易協定への対応の遅れ、派遣禁止などの労働規制、CO2の削減目標、電力不足)の状況にあり、これにより産業の空洞化が加速すると言われているが、どう考えるか。
「都市と地方が共生対流する社会」において、この地域の今後の姿を具体的にどう描くのか。
これからの政治のあり方は、どうあるべきと考えているか。さらに、自身の決意をお聞きしたい。
などの点でした。
私からはそれぞれの点について、できるだけ具体的にお応えするように心がけました。
林先生の素晴らしいリードによって、楽しく、充実したディスカッションとなりました。
(なごやかな内にも、とても内容の濃い対話となつたと思います。林先生、ありがとうございました。)
対談の最後には、私から、
「政治がきちんと現状の問題点を整理するとともに、改革の具体的な方向性を示し、皆がそれぞれの立場で新たな未来を目指して具体的に努力することにより、この国難を乗り越えて新たな発展を実現することができる。私は、こうした新しい風を起こすために、努力していきたい。」
「初当選時以来掲げている「伊那谷を21世紀の理想郷に」という夢に向かって、この素晴らしい地域をこれから日本が目指すべきモデルとしてさらに発展させることは、新たな国づくりの原動力になると考えている。」
と、訴えさせていただきました。
フォーラム終了後、多くの皆様から、「今日は良い話が聞けてよかった。」「特に第三部がわかりやすく、良かった。」「もっと多くの人に聞いてもらいたかった。」など、大変高い評価を頂きました。
これからも、様々な機会を通じて、多くの皆様に私のビジョンをお伝えできるよう、努力していきたいと思います。
足もとの悪い中、ご参加いただいた皆様方、会の運営を支えていただいた皆様方に、改めて心から感謝を申し上げます。