6月24日は、人工知能未来社会経済戦略本部のけいはんな学研都市の視察に参加しました。
参加したのは、人工知能未来社会経済戦略本部の塩谷立本部長、山口俊一本部長代行、山際大志郎事務局長、奥野信亮総務副大臣、二之湯智参議院議員、安藤裕衆議院議員と私の7名です。
午前8時に京都駅前のホテルを出発し、午前9時前に、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を訪問し、始めに、「人工知能と脳科学」をテーマとしたお話を伺いました。脳内の血流情報をfMRIという装置で測定し脳内の状況を人工知能で判断し、ユーザーにフィードバックすることで精神疾患の改善や認知機能の維持・回復につながる可能性があることを学びました。
その後、fMRI装置を見学したり、自律型で対話をする女性型アンドロイドや、赤ちゃんのような形のコミュニケーションロボットのデモを拝見しました。
午前10時半には、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)を訪問しました。
先進的音声翻訳のデモでは、マイク付きイヤホンをつけて、自然に会話する様子や、研究中の同時通訳システムの様子を見せて頂きました。
また、Twitter上の災害情報をリアルタイムに分析する「対災害SNS情報分析システム」やWeb情報をもとに、多様な質問に回答や仮説を提示する「大規模Web情報システム」についてお話を伺いました。特に、災害時の情報分析は、非常に有用な技術だと感じました。
最後に、脳の活動情報の解読技術を応用したTVCM評価手法のお話を伺いました。特に、脳の活動から、見ていた画像が推定できるという技術に驚きました。
午前11時半すぎには、NTTコミュニケーション科学基礎研究所を訪問し、研究内容を中心に視察をさせて頂きました。
10秒程度の文章を読み上げて音声データを登録することにより、複数の人の声や音楽が流れる中でも、登録した人の話す声を選択的に聞き取る技術や、幼児の言語発達研究に基づく絵本検索システム、新国立競技場の入退場時の周辺道路の人の流れを予測して誘導を行い、渋滞を緩和するシステム、平面の絵画に影の動きを投影することにより絵画が動くように感じられる技術、2台のロボットと人間が会話するシステムなど、様々なデモをみせて頂き、私たちの生活を豊かにする多くの技術が開発されていることを知りました。
(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の外観です。)
(始めに、ATRの概要についてのお話を伺いました。)
(人工知能と脳科学についてのお話を伺っているところです。)
(脳の活動状況を解析するためのfMRI装置を見学しました。)
(自律的に人と会話する女性型アンドロイドです。)
(アンドロイドを囲んで、参加議員全員で記念撮影をしました。)
(国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の外観です。)
(先進的音声翻訳のデモを見せて頂くとともに、対災害SNS情報分析システムや大規模Web情報システム、脳の活動情報の解読技術などについてのお話を伺いました。)
(NTTコミュニケーション科学基礎研究所の外観です。)
(深層学習に基づく音声の選択的聴取のデモを見せて頂いているところです。)
(「幼児の言語発達研究に基づく絵本検索システム」や「新国立競技場の入退場時の周辺道路の人の流れを予測して誘導を行い、渋滞を緩和するシステム」などについてお話を伺っているところです。)
(2台のロボットと人間が会話するデモの様子です。)