5月29日は、午前8時から「児童の養護と未来を考える議員連盟 勉強会」に出席しました。
本日は、山梨県立大学の西澤哲教授から「児童養護施設における子ども間性暴力等の現状と対策」と題したご講演を頂きました。
大規模施設における性暴力の深刻な実態を学ぶとともに、早急に子どもたち一人ひとりに丁寧に向きあえるような体制整備を行うこと、できるだけ早期に小規模単位での養育環境に移行することが大切であることを感じました。
正午からは、「企業会計・監査問題等研究会」に出席し、世話人代表として司会進行を行いました。
本日は、経営共創基盤代表取締役CEOである富山和彦先生より、「会計・監査 不思議の国ニッポン」と題したご講演を頂き、質疑を行いました。
日本企業の監査役や取締役に企業会計などに関する基本的素養が欠けていることが大きな問題であることや、省庁横断で世界の中で戦う総合戦略の策定が必要であることなどについてご示唆を頂き、大変勉強になりました。
午後1時からは、「衆議院本会議」に出席しました。
本日は、「文部科学省設置法」の採決、成人年齢の18歳への引き下げなどを定めた「民法」の改正についての討論と採決、「船舶再資源化解体適正実施法」の採決が行われ、いずれも可決されました。
午後3時からは、「大学病院を支援する議員連盟 総会」に出席しました。
本日は、国立大学附属病院長会議の齋藤延人 東京大学医学部付属病院長、日本私立医科大学協会副会長の小川彰 岩手医科大学理事長から、「大学病院の現状」についてのご説明を頂き、質疑を行いました。
特に、設備投資に係る消費税支払いが大学病院の経営の大きな負担になっていることを踏まえ、消費税率引き上げ時に対応できるよう、支援策が必要であることを再認識しました。
午後4時半からは、超党派の「NGO・NPOの戦略的あり方を検討する会」の有志で茂木敏充大臣をお訪ねし、議連の提言書をお渡ししました。
NPOや行政、企業が連携して社会的課題の解決にあたる「コレクティブ・インパクト」の推進やNPOと企業・行政との人材交流や兼業の推進、NPOの資金調達手段の多様化などについて必要性を訴え、茂木大臣からもアドバイスを頂きました。
午後5時からは、「厚生労働部会 医師の働き方改革に関するプロジェクトチーム」に遅れて出席しました。
医師不足の中で、機械的に時間外労働規制などを適用すれば、地域医療が崩壊する危険性があることを改めて認識しました。
計画的な医師の養成と診療科を含めた偏在是正、チーム医療体制の構築などを進めていくことが必要であることを感じました。
午後6時からは、「綜學勉強会」に出席しました。
本日は、林英臣先生から「徒然草に学ぶ日本人の生き方と美意識」の2回目の講義を頂きました。
私なりに、それぞれの項目で学んだことを列挙すると、以下のようになります。
「会合に初めて参加した人に疎外感を与えない配慮が必要。」
「十分な志なしに地位を得ても混乱する。地位を得て、これからだという意気を持つことが重要。」
「人の好いところをまねし、自分の悪いところを直すのが成長の鍵。」
「明日があると思わず、現在に集中することが大切。」
「難しい局面より簡単なところの方が、気を抜いて失敗するリスクが高いので注意すべき。」
「勝とうとすると部分観に陥り失敗してしまう。一手でも長く生き残り、負けを遅らせるという全体観に立った発想が必要。」
「何事にも循環がある。焦らず潮目を読み、事態が好転するのを待って一気に攻めるのが肝要。」
「下品な態度はすべてを台無しにする。美意識をもった行動をすべき」
改めて、吉田兼好の人間に対する深い洞察力を感じるとともに、自分自身も気を付けなければ、と思うことが多いお話でした。
素晴らしいご講演を頂いた林英臣先生に心から感謝を申し上げます。
(児童の養護と未来を考える議員連盟での塩崎泰久会長からのご挨拶です。)
(企業会計・監査問題等研究会で、世話人代表としてご挨拶を申し上げているところです。)
(企業会計・監査問題等研究会の終了後に富山和彦先生を囲んで、記念撮影をしました。)
(衆議院本会議の議事日程です。)
(大学病院を支援する議員連盟の河村健夫会長からのご挨拶です。)
(超党派「NGO・NPOの戦略的あり方を検討する会」の有志で茂木敏充大臣に提言書をお渡しし、ご説明をしました。)
(医師の働き方改革に関するプロジェクトチームでの羽生田俊座長からのご挨拶です。)
(綜學勉強会の冒頭に世話人を代表してご挨拶を申し上げました。)
(林英臣先生からご講演を頂いているところです。)