6月11日は、午前8時半から伊那市民体育館で開催された「第59回南信地区剣道大会開会式」に出席しました。
伊那谷と諏訪郡から、剣士の皆さんが参集され、盛大な大会でした。
私からは、剣道を通じて心身を鍛錬されている皆様が、大転換期を迎えるわが国の未来を切り開く原動力として活躍されることを期待するとともに、日頃の稽古の成果を十分に発揮され、思い出に残る大会にしていただくことを祈念してお祝いのご挨拶を申し上げました。
開会式の後、日本剣道形の公開演武が披露されました。緊張感あふれる演武を拝見し、改めて剣の道の厳しさや美しさを感じました。
午前11時からは、阿智村で開催された「伊藤喜平氏 旭日小綬章 受章を祝う会」に出席しました。
伊藤喜平さんは、下條村議会議員を3期12年、下條村長を6期24年間務められました。
民間企業経営者出身の村長として、役場職員の意識改革とスリム化、小規模な事業について村が資材を提供して村民自らが土木工事を行う「材料支給事業」の実施などによる村民の意識改革などに取り組んだ結果、平成26年には、財政の健全度を示す実質公債比率がマイナス6.4%となり、全国1741市町村でトップとなりました。
また、行財政改革で生み出された資金を活用し、若者世帯向け村営住宅を建設して安価な家賃で提供したほか、全国に先駆けて中学生までの医療費の無料化に取り組み、平成22年度には高校卒業までに拡大、学校給食費の70%補助の実施、中学生の海外研修事業など、様々施策により若い世代が移り住み、平成25年度には14歳までの若者人口比率が15.3%、平成15年から19年までの合計特殊出生率の平均が2.04人となり、いずれも長野県下第一位となりました。
高齢者福祉の面でも、介護度3以上の高齢者を在宅介護している世帯に年12万円の介護慰労金を支給、さらに高齢者の医療費補助などの施策にも取り組まれています。
これらの成果により下條村の名が全国的に知られるようになり、これまでの視察は500件以上に上るそうです。
祝う会の中で、私からはこうしたご功績を讃えるとともに、三遠南信自動車道やリニア中央新幹線開通を地域の発展につなげていく重要な時期であることを踏まえて、伊藤前村長の一層のご指導とご活躍をお願いしました。
午後3時からは、「平成29年度伊那市自衛隊協力会定期総会」に出席しました。
私からは、北朝鮮の累次のミサイル発射への対応等が重要になっていることをお話するとともに、憲法改正問題については、本来自衛隊の創設時に憲法を改正してその存在を明記すべきであったことを踏まえ、自衛隊が憲法違反であるとの批判を受けることの無いように改正することが必要であることを述べ、多くの国民の皆様の御理解が得られるよう、自衛隊協力会の皆様のお力添えをお願いしてご挨拶を申し上げました。
(南信地区剣道大会開会式でお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)
(緊張感あふれる公開演武を見せて頂きました。)
(お祝いの会の開始前に、伊藤喜平前村長にお会いし、お祝いを申し上げました。)
(「受賞を祝う会」で、私からお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)
(平成29年度伊那市自衛隊協力会定期総会でご挨拶を申し上げているところです。)