2月10日は、午前8時から「社会的事業に関する特命委員会」に出席しました。
本日は、国内のソーシャルベンチャーの取り組み事例についてのヒアリングとして2名の方のお話を伺いました。
始めに、一般社団法人ノオトの金野幸雄代表理事から「歴史的資源を活用した観光まちづくり」と題したお話を伺いました。
古民家などを活用して宿泊施設、地場レストラン、クラフト工房などの集まるエリアを作り、若者の地方回帰や広域観光圏の形成を図る素晴らしい取り組みに感銘を受けました。
(講演資料については、こちらをご参照ください。)
次に、READYFOR株式会社の米良はるか代表取締役CEOから、日本最大のクラウドファンディングとしての取り組みについてのお話を伺いました。
途上国での活動支援、ベンチャーものづくり支援、地域事業者のリノベーション支援、国立博物館の新事業支援など、さまざまなプロジェクトを応援しようという出資者の「思い」ののったお金を生かす仕組みをつくられていることに、新しい経済の息吹を感じました。
(講演資料については、こちらをご参照ください。)
午前11時からは、「金融調査会・企業会計に関する小委員会 合同会議」に出席しました。
本日は、昨年3月にとりまとめられた「会計の在り方に関する懇談会」提言において、早急な検討が進められるべきとされた「監査法人のガバナンス・コード」について、有識者検討会によりまとめられた素案の説明を金融庁より受け、質疑を行いました。
不正会計処理事件などが相次ぐ中、監査法人による公正な監査を確保するために、様々な角度からの体制整備やマネジメント改革が必要であることを再認識しました。
(社会的事業に関する特命委員会で講演されるREADYFORの米良はるかCEOです。その右がノオトの金野幸雄代表理事です。)
(金融調査会・企業会計に関する小委員会 合同会議でご挨拶される吉野正芳小委員長です。)