11月19日は、午前11時から中川村大草の小渋ダムで開催された「小渋ダム土砂バイパストンネル完成式」に出席しました。
小渋ダムは、洪水調整、かんがい、発電を目的とする多目的ダムとして昭和44年に完成した高さ105メートルのアーチ式コンクリートダムですが、豪雨の際などに大量の土砂が流入すると堆積し、ダム機能が維持できなくなるおそれがあること、土砂が下流に流れないことによりダムの下流で川底が下がってしまうなどの課題を抱えていました。
そこで、洪水時に、多量の土砂を含んだ水をダムの上流の吞口から取り入れ、約4キロの土砂バイパストンネルを通してダム下流河川に流す、本事業が計画されました。
この土砂バイパストンネル事業は、平成12年に事業化され、平成21年に着工、この度7年余りの工事を経て完成をしたものです。
小渋ダム近くで行われた完成式典には、参議院議員の吉田博美先生や足立敏之先生も出席されました。私からは、これまでご尽力いただいた皆様のご努力に敬意を表するとともに、ダムの長寿命化を実現するモデルである本事業の完成を契機として、当地域が益々発展することをお祈りしてお祝いのご挨拶を申し上げました。
式典の後、ダムの下流側の吐口に移動し、土砂を含んだ水が放流されるところを見学しました。濁流の迫力に圧倒されました。
その後、中川文化センターで開催された「完成祝賀意見交換会」に出席しました。事業に関わった皆様と親しく懇談をすることができ、とても有意義な意見交換会でした。
午後6時半からは、南箕輪村の唐木一直村長の後援会総会に出席しました。
私からは、若い世代を中心に毎年人口が増え続け、2040年の将来推計でも長野県内で唯一人口増加が予想されている元気な南箕輪村を作り上げた唐木村長のご功績と、村長を支えて下さっている後援会の皆様のご尽力に敬意を表し、唐木村長の益々のご活躍と村の発展を祈念してお祝いのご挨拶を申し上げました。
(小渋ダム土砂バイパストンネル完成式でお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)
(雨の中でのくす玉開披の前の記念写真です。)
(土砂を含んだ水が吐き出される吐口(写真右)の前で記念撮影しました。左後方には小渋ダムが見えます。左から国土交通省水管理・国土保全局の山田邦博局長、参議院議員足立敏之先生、私、国土交通省中部地方整備局の塚原浩一局長です。)
(完成祝賀意見交換会で挨拶される天竜川小渋ダム堰堤改良事業促進期成同盟会長である中川村の曽我逸郎村長です。)
(南箕輪村唐木一直村長の後援会総会でお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)