11月6日は、午前10時から松本市で開催された「第68回JA長野県大会」に出席しました。
JA長野中央会の大槻会長からは、農業者の所得増大と地域に貢献するJAとして取り組みを強化するとの趣旨でご挨拶がありました。
来賓あいさつでは、各界の代表が挨拶をされました。長野県の阿部知事に引き続き、自民党からは県連会長である後藤茂之先生から、JA改革やTPPの大筋合意の経緯、今後の対応等にも触れながら丁寧なご挨拶がありました。
JA功労者表彰では、JA共済連長野前本部長の田中敏道さんとJA長野厚生連長野松代総合病院統括院長の秋月章さんがそれぞれ紅色功労章を受章されました。
本大会の決議案については、JA長野県組合長会会長であるJAみなみ信州の矢澤輝海組合長から提案説明がありました。
意見発表の後、決議案審議の間には、伊那市出身のミュージシャンである湯澤かよこさんのミニコンサートがあり、素晴らしい歌声を聴かせて下さいました。
午後1時20分から開催された「TPPから食といのちとくらしを守る 緊急長野県集会」では、主催者挨拶に引き続き、長野県農業会議の望月雄内会長と長野県農業者農政協議会の有賀正喜会長からご挨拶がありました。
次に、東京大学大学院教授の鈴木宣弘先生から、「TPPが本県(農業)へ及ぼす影響について」と題したお話を頂き、TPPに関しての様々な課題や懸念のご指摘を頂きました。
代表要請では、TPP大筋合意の内容と国会決議等の整合性について十分な説明を行うこと、影響についての検証と説明を行い、万全の対策を講ずることなどを内容とする要請書を頂きました。
その後、出席した国会議員全員からそれぞれ挨拶を行いました。
私からは、食料安全保障の観点から、日本の農地を減らさず有効活用していくことが大方針であり、国会決議の重要5品目も、土地利用型農業であることから明記していること、世界全体では食料不足の深刻化が予想されることを踏まえ、人口減少が進む日本国内市場だけでなく、海外輸出の推進のためにも、努力する必要があること、これから少ない担い手で現在の農地を維持するとすれば、皆様のお力を頂きながら、経営形態の改革を行うことが必要であることを申し上げ、私自身も、農業を基盤とした地方創生の実現のために努力していくことをお誓いし、ご挨拶を申し上げました。
明日から明後日にかけては、果樹、野菜、甘味資源作物の支援策を取りまとめる「畑作小委員長」の立場で、北海道に出張し、現地視察を行うとともに、現場の皆様の声を伺ってまいります。
(JA長野県大会での大槻憲雄会長からのご挨拶の様子です。)
(伊那市観光大使でもある湯澤かよこさんの素晴らしい歌声を聴くことができました。)
(TPP緊急長野県集会で、私からご挨拶をしているところです。)