10月31日は、午前10時から「TPP交渉における国益を守り抜く会」に出席しました。
内閣官房と外務省からTPP交渉についての追加説明や米国との並行交渉の概要などについて説明を受けるとともに、TPP対策JAグループ代表団のカナダ・米国・ベトナム・マレーシア訪問の結果の報告を頂き、質疑応答を行いました。
私からは、米国との並行交渉とTPP本体の関係、TPA(貿易促進権限)なしに米国USTRが交渉していることを踏まえた今後の展開、並行交渉で課題となっている自動車についての状況などについて質問しました。
その結果、並行交渉はTPPで扱わない項目に限定して交渉していること、その結論をTPPの文書に書き込むことになっていることから、並行交渉の妥結がTPP全体の妥結の前に行われることを前提としていること、自動車については、日本における米国車のシェアを高めるための米側から色々な要求があることを聞きました。また、TPAの問題についてはさらに詳しく議論していくこととなりました。
午前11時半からは、清和研議員総会に出席しました。
町村信孝会長からは、「日本は総理が年間120日も国会に縛られているが、英国では36日、フランスでは12日、ドイツも11日に過ぎない。中国では、そもそも国会が無い。国会答弁を総理や各大臣に代わって行えるよう副大臣・政務官を創設した原点に立ち返り、国会の運営を改革し、総理には海外でのプレゼンスを高めてもらうことが大切だ。」とのお話がありました。まさにその通りだと思います。
午後2時過ぎには、JA長野中央会の大槻会長、JA上伊那の御子柴組合長など、関係者の皆様が議員会館をお訪ね頂き、「総合的な水田農業政策の確立に関する緊急要請書」を頂きました。
これを踏まえて、水田フル活用や新たな経営所得安定対策の確立、日本型直接支払制度の具体化などについ、ご意見をお聞きし、意見交換をさせて頂きました。
私からは、「水田農業については、10年後、20年後のあるべき姿を描き、貴重な農地を失わないよう配慮しながら、移行していくための制度を工夫していくことが大切である」との考え方をお伝えしました。
午後4時からは、憲政記念館において、「伊那谷議員連盟 研修会・総会・懇親会」が開催され、伊那谷各地の市町村長さん、県議会議員の先生方、市町村議会の先生方が地元からご参加を頂きました。
研修会では、国土交通省の徳山日出男道路局長より、「東日本大震災 初動期指揮の実際」と題した講演を頂きました。東北整備局長就任後2カ月して発生した東日本大震災にどのように対処したのか、生々しい映像や写真を交えた素晴らしい講演でした。
続いて午後5時から開催された総会では、はじめに、父宮下創平を忍び全員で黙とうを捧げました。黒河内浩議員連盟会長のご挨拶に引き続き、来賓としてご参加いただいた参議院議員吉田ひろみ先生、県議会議員佐々木祥二先生、牧野光朗飯田市長、杉本幸治駒ヶ根市長から激励のご挨拶を頂きました。私からは、皆様の父と私の二代にわたるご支援に感謝すると同時に、地域発展を通じてご恩返しをしていきたいとの決意表明を行いました。
午後6時からは、懇親会が開催され、木下克志議員連盟会長代行からの開会のご挨拶に引き続き、県議会議員高橋たかとし先生、下伊那郡町村会長の伊藤喜平下條村長、上伊那を代表して高坂宗明飯島町長から来賓のご挨拶を頂き、さらに副会長の坂井昌平駒ヶ根市議長の音頭で乾杯をしました。
懇親会の最中に清和研会長の町村信孝先生、私の親友でもある農林水産副大臣の江藤拓先生が駆けつけて頂き、激励のご挨拶を頂きました。両先生とも、皆さんとの記念撮影に気軽に応じてくださいました。
中締めでは、副会長である片桐龍男根羽村議長の音頭でガンバローコールを行い、一致結束して頑張ることを誓いました。
「伊那谷は一つ」という言葉を実感した伊那谷議員連盟総会でした。
(「TPP交渉における国益を守り抜く会」での森山裕会長からのご挨拶です。)
(JA全国中央会の飛田稔章副会長から、海外訪問の結果についてご報告をお聞きしました。)
(清和研議員総会では、町村信孝会長から、国会運営などについてお話を頂きました。)
(JA長野中央会の大槻会長より水田農業についてのご提言を頂きました。)
(「伊那谷市町村議員連盟」の研修会でご講演を頂いた徳山日出男道路局長です。)
(徳山道路局長には、ご講演の後、黒河内会長より、伊那谷の道路整備促進についての要望書をお渡ししました。)
(総会では、近況報告や今後の活動についての決意のご挨拶を申し上げました。)
(伊那谷の多くの議員の先生方、市町村長の皆様が一堂に会した様子は壮観でした。)
(町村先生、若林先生、杉本駒ヶ根市長を囲んで駒ヶ根市議会の皆様と記念撮影。)
(江藤拓先生、若林けんた先生、黒河内会長とともに、飯田市議会の先生方との記念撮影。)