8月29日は、午前9時から「農林水産戦略調査会・農林部会林政小委員会 合同会議」に出席しました。平成26年度林野関係予算概算要求について説明を受け、質疑を行いました。
中高層建築に使用できる新たな直行集成材(CLT)の早期実用化、バイオマス発電の普及等、様々な新しい取り組みも行い、貴重な森林資源を有効活用し、林業の再活性化を図っていくことが大切であることを感じました。
午後10時からは、「農産漁村計画法制に関する特命委員会 幹事会」において、事務局長として司会進行を行いました。
本日は、国土交通省と農林水産省から、現行の土地利用計画法制(国土利用計画法、都市計画法、農業振興地域の整備に関する法律、集落地域整備法)の現状や、法律相互の関係等について解説を受けるとともに、過疎債のこれまでの活用状況や、地籍調査の実態について報告を受け、質疑を行いました。
次回の幹事会においては、「農山漁村計画法制」の方向性について大局的な議論を行うこととなりました。
午前11時半ごろには、「地域再生戦略調査会 中心市街地活性化に関する小委員会」に遅れて出席しました。
概算要求において、経済産業省の今後の中心市街地活性化施策の方向性として、中心市街地支援の対象のすそ野を広げるとともに、そのなかでの区域や事業を絞って、重点支援をおこなう、2段重ねでの施策を打ち出しています。
また、国交省は、医療・福祉等都市機能の計画的配置により、地方都市における人口密度の維持と、大都市における高齢者増加への対応をすすめるとしています。公共交通網の整備と相まって、あらたな地方都市の形をつくっていく岐路に立っていることを感じました。
正午からは、「清和政策研究会 臨時議員総会」に出席しました。町村会長のご挨拶では、「族議員批判が言われることがあるが、特に新人は、自分の得意分野をつくって活動・活躍することが大切。むしろ、族議員と呼ばれるよう、がんばってほしい。」とのご挨拶がありました。
午後1時半には、衆議院の常任委員長室において、欧州議会 産業・研究・エネルギー委員会の皆様との懇談会が行われました。
衆議院側からは、科学技術・イノベーション委員会の渡海委員長と5人の理事が出席し、アマリア・サルトリ団長を先頭に、6名の議員と2名の事務局の皆様をお迎えしました。
欧州議会は、各加盟国における直接選挙によって選ばれた766名の議員によって構成され、各国の議席数は、人口比に応じて決められています。また、政策によって、国を横断する形で議会内に会派が組織されています。
日本とEUは、科学技術協力協定(2009年署名、2011年発効)を結んでいるほか、国際熱核融合実験炉計画、統合国際深海掘削計画、高度会用監視システム、全地球観測システム等、様々な分野で協力をしています。地球全体の課題解決に向けて、一層の協力を進めることが大切であると思います。
午後2時からは、「税制調査会 小委員会」に出席しました。
経済産業部会長の立場で、この秋の税制改正において、先端的設備投資支援、事業再編支援、ベンチャー支援の産業競争力強化法関連の施策に加えて、中小企業投資促進税制と研究開発税制の延長拡充と、赤字企業にも投資メリットが得られるよう、償却資産に対する固定資産税の軽減の検討をお願いしました。
さらに、消費税引き上げ時には、自動車関係諸税の見直しによる負担軽減の方針を明示してほしいこと、引き続き法人税の実効税率引き下げの検討して頂きたいことを述べました。
午後2時45分頃には、「過疎対策特別委員会」に遅れて出席し、事務局長として司会進行を行いました。
本日の委員会では、全国過疎地域自立促進連盟としてのご要望を島根県奥出雲町の井上勝博町長からお聞きするとともに、関係各省の概算要求の内容をお聞きし、質疑を行いました。
過疎地の皆様の様々なご要望にこたえるため、過疎対策事業債の対象範囲の拡大や補助、規制、税制の見直しなどを行っていく必要があります。また、必要に応じ、年度内の法令改正も検討しなければなりません。
先生方の貴重なご指摘も生かしながら、引き続き、検討していくこととなりました。
午後5時過ぎには、「政調審議会」に経済産業部会長として出席し、経済産業省並びに公正取引委員会の平成26年度予算概算要求の概要について説明を行いました。短時間ではありましたが、役目を果たし、ちょっとホッとしました。
日程が重なり忙しかったものの、大変充実した一日でした。
(「農林部会林政小委員会」での小里農林部会長のご挨拶です。)
(「農産漁村計画法制に関する特命委員会 幹事会」において司会進行を行いました。)
(「地域再生戦略調査会 中心市街地活性化に関する小委員会」で、各省からの説明を聞きました。)
(「清和政策研究会 臨時議員総会」での町村会長からのご挨拶です。)
(欧州議会 産業・研究・エネルギー委員会の皆様との懇談会の様子です。)
(「税制調査会小委員会」での野田毅税制調査会著からのご挨拶です。)
(各省からの説明に引き続き、経済産業部会長としてはじめに発言をさせて頂きました。)
(「過疎対策特別委員会」において、司会を行い、出席された先生方からのご意見を伺いました。)
(「政調審議会」で経済産業部会としての概算要求説明をしているところです。)