8月21日は、午前8時から「文部科学部会」に出席しました。
下村文部大臣も出席され、高校無償化の見直しにあたって、公立・私立間の格差是正と、低所得者対応を行う考えであること、できれば来年4月からの実施を目指したいとのお話がありました。
私からは、所得制限の額の設定の際には、高所得世帯まで優遇することのないよう配慮すべきこと、低所得者対策としての「奨学のための給付金制度」の制度創設を歓迎するとともに、児童養護施設の子どもたちの大学進学にも使えるよう、拡大を図っていただきたいことを意見として申し上げました。
午前9時からは、「農林水産戦略調査会・農林部会・農林水産貿易対策委員会 合同会議」に出席しました。
本日は、農林水産省から平成26年度農林関係予算概算要求と農地中間管理機構に係る検討状況について、内閣官房からTPPの状況等について説明を受け、意見交換を行いました。
私からは、「新規作物の導入や新規就農者支援、気候変動に伴う対応等、農業の技能の向上を図るためには農業改良普及員の皆様の活動が今まで以上に重要となっているが、全国の実態は人員の大幅減少が続いている。改良普及員の活動支援を国としてしっかり行ってほしい。」との意見を申し上げました。農水省からは、予算措置を通じ、新規就農者支援や新規作物導入などで改良普及員の皆様の活動の場を広げていきたいとの回答がありました。
午前10時半からは、日本商工会議所井上裕之税制委員長から中小企業投資促進税制についての要望をお聞きしました。
中小企業の6割以上が設備投資意欲があり、老朽設備の更新や、コスト削減、新技術への対応などを図るニーズが高いこと、大変評価の高い「中小企業投資促進税制」に上乗せする形で、即時償却や税額控除などの上乗せ措置を実現してほしいこと、などのお話を伺いました。成長戦略を成功させるためにも、その実現に向けて努力してまいります。
正午からは、「経済産業部会 幹部会」が開催され、司会進行を行いました。
本日は、日本最高戦略の中での産業競争力強化法の位置づけ、平成26年度経済産業省関係概算要求並びに税制改正要望のポイント等について取りまとめ状況の説明を受け、幹部の先生方と意見交換をさせて頂きました。
特に、成長戦略を軌道に乗せるために、中小企業を含めた設備投資減税や研究開発減税の拡充などが重要であることを確認するとともに、こうした考え方について税制調査会幹部の先生方と意見交換の場を早急に持つこととなりました。
午後2時からは、「畜産・酪農対策小委員会」に出席しました。
平成26年度畜産・酪農関係予算概算要求について説明を受け、質疑応答が行われました。牛、豚、鶏など、畜産・酪農の経営安定のための制度に必要な予算を確保していくこと、さらに本年度実施された配合飼料価格高騰緊急対策などの状況を踏まえ、新たな制度を再構築していくことが重要課題であることが確認されました。
午後4時前には、長野県水源林造林協議会長をされている朝日村の中村武雄村長より、全国水源林造林協議会連合会からの予算要望をお受けしました。
平成26年度概算要求において、地球温暖化防止にも大きな役割を果たしている森林整備が図られるよう、安定財源の確保に向けて努力してまいります。
(文部科学部会で、高校無償化の見直しについての考え方を説明される下村博文文部科学大臣です。)
(農林関係合同会議において、中谷元農林水産戦略調査会長からのお話を伺っているところです。)
(日本商工会議所井上裕之税制委員長から中小企業投資促進税制についての要望書をお受けしました。)
(経済産業部会幹部会において、開会のご挨拶を申し上げました。)
(長野県水源林造林協議会長の中村武雄朝日村長より、予算確保についての要望書を頂きました。)