8月6日は、午前8時から「日本経済再生本部及び金融調査会合同会議」に出席しました。
本日は、東京大学大学院経済研究科の伊藤隆敏教授を講師にお迎えし、年金積立金管理運用独立行政法人(GRIF)の運用の問題点とあるべき改革の方向性についてのお話を伺いました。
国民から預かった年金の積立金の運用が国債に偏りすぎていること、適切なリスク管理の下でより積極的な運用体制を整えるべきであることを明快に解説頂きました。
午前8時50分過ぎには、「TPP交渉における国益を守り抜く会」に遅れて出席しました。
渋谷和久内閣審議官からマレーシアにおけるTPP交渉会合の状況について報告を受けるとともに、7つの農業団体の代表から、ヒアリングを行いました。TPP交渉で課された守秘義務を守りながら、政府と国会議員、そして国内の各関係者とのコミュニケーションをいかに図るかが需要な課題であることが浮き彫りになった会合でした。
午前10時からは、「奪還の会 緊急会合」に出席しました。
奪還の会の世話人でもある亀岡偉民復興担当政務官から、中間処理施設建設に向けた福島県内の動きや課題について報告を受けました。改めて、午後に復興庁と環境省から状況を聞くこととなりました。
午前11時からは、「超伝導リニア鉄道に関する特別委員会」に出席しました。
本日は、関西経済連合会広域基盤委員会の辻卓史リニア担当委員長から、「リニア中央新幹線の大阪開業早期化にむけて」と題したお話をお聞きし、意見交換を行いました。
私からは、「今こそ、全国新幹線鉄道整備法の趣旨に立ち返り、リニアを国家プロジェクトとして位置付け、東京-大阪間の早期開業を目指すべきであること、資金の出し手による経営への介入懸念を持っているJR東海の意向も踏まえ、経営と分離した形で名古屋-大阪間の資金を債券発行などで調達することを検討すべきこと」を主張しました。
正午からは、「教育再生本部 教科書検定の在り方特別部会」に出席しました。
本日は、これまでの議論の中間まとめについて萩生田光一主査から説明を受けるとともに、過去に2回検討されながら未成立の「教科書法」に関する過去の経緯を踏まえ、意見交換を行いました。
教科書をめぐっては、検定基準や検定手続き、採択、副教材、教師用指導書、大学入試センター試験問題、「近隣諸国条項」の見直しなど、改善すべき点が未だに多く存在しています。
「教科書法」の制定も含め、きちんとした改革を進める必要があることを痛感しました。
午後1時からは、「児童の養護と未来を考える議員連盟」に出席しました。
議事の中で役員人事が決定され、私は他の先生方とともに幹事を拝命しました。
本日は、全国児童養護施設協議会の藤野興一会長、全国乳児福祉協議会の長井晶子会長、全国母子生活支援施設協議会の大塩孝江会長から現状の課題やご要望をお聞きしました。
特に、児童相談所での児童虐待相談対応件数が平成24年度には66807人と急増しており、死者の数も99人あること、児童相談所がこれに対応しきれずパンク状態であること、乳児院では未熟児や虐待による障害児などが多く入院し、全国131か所で3600人の子どもを4000人の職員で24時間ケアをしているが、保育園と異なり乳児院のスタッフ給与が低く抑えられており、人材不足が深刻であることなどのお話を伺いました。
通常の子育て支援だけでなく、厳しい環境にある子供たちへの対応の充実が必要であることを痛感しました。
午後1時半からは、「科学技術・イノベーション推進特別委員会」に出席しました。次回の委員会を8月7日に開催し、閉会中審査に関する手続きなどを行うことが決定されました。
午後2時半からは、「環境部会・原子力規制に関するPT 合同会議」に遅れて出席しました。
原子力規制に関する昨今の取り組みについて聴取するとともに、平成26年度原子力規制・防災対策の重点について説明を受けました。
午後3時からは、議員会館の部屋で、JA長野中央会の大槻会長をはじめとする皆様と懇談をしました。
マレーシアにおけるTPP交渉会合や日米の二国間協議についての受け止めについて意見交換をさせて頂きました。これからも、皆様と認識を共有しながら、国益を守り、拡大するため、しっかり頑張ってまいります。
午後3時半からは、「衆議院経済産業委員会 理事懇談会」に出席しました。8月7日に委員会を開催し、閉会中審査に関する手続きを行うこと、9月下旬に経済産業政策に関する視察を行うことなどが決定されました。
午後4時15分からは、議員会館で日本製薬団体連合会の木村政之理事長と懇談をしました。
医薬品の開発のために、引き続き研究開発に対する税制支援が必要であることなどについてご要望をお聞きしました。私からは、社会保障支出増加の要因の一つである医薬品の輸入超過状況を打破するためにも、世界に通用する医薬品の開発促進が重要であることをお伝えしました。
午後4時半からは、「奪還の会 緊急会合第2部」に出席しました。
復興庁の中島正弘事務次官、環境省の谷津龍太郎事務次官にお越しいただき、中間貯蔵施設建設に向けた取り組みの現状についてお伺いし、意見交換を行いました。
私からは、中間貯蔵施設建設に向けては、地元の住民の皆様の理解を得ることが重要であり、そのためにも地域の振興計画への支援をセットで打ち出していくこと、特に復興庁が中心となって主体的に推進していくことが必要ではないか、との考え方を申し上げました。
(金融調査会において年金積立金の運用の在り方について講演される伊藤隆敏教授です。)
(「TPP交渉における国益を守り抜く会」での森山裕会長からのご挨拶です。)
(奪還の会で、福島県における中間貯蔵施設建設に向けた取り組みについて亀岡偉民政務官から説明をお聞きしました。)
(「超伝導リニア鉄道に関する特別委員会」の冒頭に挨拶される竹本直一委員長です。)
(「教育再生本部 教科書検定の在り方特別部会」での審議風景です。)
(「児童の養護と未来を考える議員連盟」の塩崎恭久会長からのご挨拶です。)
(「環境部会・原子力規制に関するPT 合同会議」での審議風景です。)
(左から、JA長野中央会の春日十三男専務理事、私、大槻憲雄会長、牧島保昌参事です。)
(日本製薬団体連合会の木村政之理事長は、私が厚生大臣秘書官だった際に厚生省で大変お世話になった方です。)
(「奪還の会 緊急会合第2部」では、復興庁、環境省の皆様と、中間貯蔵施設建設に向けた取り組みについて本音の意見交換を行いました。)