6月25日は、午前8時から「農林水産業・地域の活力推進本部」に出席しました。
まず、、政府において、地域の活力推進本部を全国ならびに各県で立ち上げ、関係者の皆様の意見を生かしていく方針であることが報告されました。引き続き、自民党農林水産生産パンフレットの紹介があり、続いてJA中央会、日本林業協会、全国漁業協同組合から、今後の活性化に向けた意見表明がありました。
私も、農山漁村の活性化に向けた政策の実現に向けて、努力していく決意を新たにしました。
午前10時からは、「児童の養護と未来を考える議員連盟 総会」に出席しました。
塩崎恭久会長のご挨拶に続いて、全国児童養護施設協議会、全国乳児福祉協議会、全国母子生活支援施設協議会からご挨拶があり、この中で、保育園に比べて、児童養護施設などで働く方の給与水準が低く、一人で10人を世話する等、過酷な環境にあることなどがわかりました。
続いて、NPO法人Living in Peace 代表の慎 泰俊(しん てじゅん)さんからご講演を頂きました。
慎さんは、投資ファンドに努める傍ら、ボランティアで児童養護施設に住み込んだ経験から、児童養護施設の建て替えのための資金調達をクラウドファンディングで行うなどの活動をされています。
子どもたちの7割が被虐待児で、親の愛情が得られないことがその後の人生のハンディキャップになっていること、5人に1人が高校中退で、大検のための奨学金制度もないため、再チャレンジがしにくいこと、児童指導員の方々の労働環境が苛酷なため、精神的徒労感による燃え尽きリスクがあることなどのお話をお聞きしました。
質疑の中で、私から「個々の親の問題などを別として、養護が必要な子どもたちを増やさないために何が必要でしょうか。」と質問したところ、慎さんからは、「ずっと国民の所得が減少している状況が問題を生んでいる面があるため、経済成長によって所得の増加を図っていくことは大切なことだと思います。」との回答を頂きました。経済産業部会長としても、さらに頑張らなければと感じました。
午前11時からは、「農林水産貿易対策委員会」に出席しました。
本日は、農林水産物の輸出の優良事例として、
全農 畜産総合対策部より、「牛肉輸出事業」について
根室市アジア圏輸出促進協議会から「根室産サンマ輸出プロジェクト」について
福岡農産物通商株式会社から「野菜、果物、お茶など全国の農産物の輸出の現状」について
それぞれお聞きしました。
様々な努力で輸出に取り組んでいる皆さんの努力を知るとともに、輸出制限のある国や品目など、外交交渉を通じて政治が解決しなければならない課題についても再認識しました。
正午からは「衆議院 経済産業委員会 理事懇談会」に出席しました。明日6月26日に委員会を開催し、閉会中審査などの手続きを進めることが決まりました。
午後12時20分から、「衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 理事会」、午後12時25分から、同委員会が開催され、閉会中審査などについての採決が行われました。
午後1時半からは、「北海道総合振興特別委員会 北海道観光振興特別措置法制定に関する小委員会」に出席しました。
佐田玄一郎委員長より、「北海道観光振興特別措置法案」の概要の説明があり、北海道の一層の観光振興を図るために、その成立を図ることを全会一致で確認しました。
午後2時20分頃には、売木村長を先頭に、議員の先生方や役場の職員の皆様が議員会館を訪ねてくださいました。
国道418号線のバイパス建設についての要望を頂くとともに、スポーツトレーニングのメッカとするための取り組みや、都会の皆さんの農業体験「うるぎ米育て隊」の活動、地域おこし協力隊の皆さんの活躍など、最近の村の状況についてお話をお聞きしました。
売木村が、山村振興のモデル地域として発展するよう、しっかり応援してまいります。
午後4時からは、「超党派 憲法96条改正を目指す議員連盟 総会」に出席しました。
本日は、日本大学教授の百地章先生を講師にお迎えし、「憲法を主権者国民の手に」と題したお話をお聞きしました。
96条改正後でも、「両院で総員の過半数の賛成で発議し、国民投票での過半数の賛成が必要」という要件は、フランス並みであり、決してハードルが低くはないこと、(法律の制定は3分の1の出席議員の過半数で成立するため、総議員の6分の1以上でよいが、96条を改正しても、改正の発議だけでも総議員の2分の1が必要)
日本では、両院で3分の2という高いハードルがあるため、一度も発議も改正も行われてこなかったが、アメリカは戦後だけでも6回、ドイツ憲法は57回改正されていること、
「憲法は権力をしばるもの」という主張は憲法の一面しか表わさず、「国民をしばるもの」でもあり、「国に権力を与えるもの」でもあり、さらに「国の姿・かたちを示すもの」でもあること
96条の改正は、改正の発議を現実的なものとし、日本国民の意思がそのまま反映される国民投票を実現すること、すなわち憲法を日本人自身の手に取り戻すためであること
などについてわかりやすいお話を頂きました。
午後4時半からは、「農林部会・総務部会・文部科学部会合同 農山漁村をこどもの声で満たすプロジェクト小委員会 準備会」に出席しました。
この小委員会は、平成13年から21年に党内に設置されていた「都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会」の成果を引き継ぎ、発展させることにより、学童期の子どもたちの農山漁村体験教育を促進し、制度化するために、農林部会・総務部会・文部科学部会の下におかれたものです。
本日は、小委員会の委員長に上川陽子先生、事務局長に、この小委員会の立ち上げに努力された務台俊介先生が就任されることとなりました。
その後、出席者全員から意見発表を行いました。皆様のご意見を伺い、改めてこの事業の重要性を再認識しました。伊那谷でも、農業体験や山村留学の取り組みが盛んに行われています。私からは、「モデル事業を早く卒業し、全国の小学生が必ず体験ができる体制を早期に確立するべき。」との意見を申し上げました。
(「農林水産業・地域の活力推進本部」では、石破幹事長から、この本部の設置の意義などについてお話がありました。)
(本日の配布資料です。左下が、農林水産業に関する政策パンフレットです。)
(児童養護を考える議連の塩崎会長のご挨拶です。左はご講演を頂いた慎さん、右は事務局長のふくだ峰之先生です。)
(「農林水産貿易対策委員会」で全農 畜産総合対策部よりお話をうかがっているところです。)
(北海道観光振興特別措置法制定に関する小委員会の佐田委員長からのご挨拶です。)
(売木村の清水村長(私の左)、後藤議長(私の右)をはじめとする売木村の皆様です。)
(「超党派 憲法96条改正を目指す議員連盟 総会」でご講演された百地章先生です。)
(「農山漁村をこどもの声で満たすプロジェクト小委員会(仮称)」の委員長に就任された上川先生からのご挨拶です。)