3月11日は、午前11時半から党本部で開催された「在外邦人の安全確保に関する特命委員会」に出席しました。
本日は、先般まとめられた「与党・在外邦人の安全確保に関するPT報告」の内容を与党PTの座長であり、特命委員会の委員長である中谷元先生からご説明を頂き、質疑応答を行いました。
PT報告は、1.情報収集・分析体制の強化、2.外交実施体制の強化、3.官民の情報共有・協力関係の強化、4.緊急時における在外邦人の保護手段の拡充(自衛隊法の改正により車両による陸上輸送を可能とする)の4つの柱から構成されています。
特に、本日は、車両による陸上輸送の場合の安全の確保や、緊急事態への対処の在り方などについて議論が行われました。基本的には、陸上輸送が可能であるかの判断は慎重に行うこととなりますが、これまで既定のなかった陸上輸送が可能となることは、一歩前進として評価されるべきものだと思います。
午後1時過ぎには、衆議院正面玄関からバスに乗り、「東日本大震災二周年追悼式」が開催される国立劇場に向かいました。
午後2時半から開催された式典では、安倍総理の式辞に続き、天皇陛下のおことばがありました。
遺族の皆様、救護活動にあたった皆様、善意をよせてくださった諸外国の皆様へのお心づかいをされるとともに、施設の充実とともに訓練や教育の重要性を指摘され、被災者の皆様への思いや御霊への追悼を述べられた素晴らしいお言葉に感激をしました。
遺族代表の皆様の言葉、そして遺族の皆様の献花の姿を拝見して、国政を担う一員として、しっかりと責務を果たしていかなければとの思いを強くしました。
午後4時半からは、党本部において開催された「TPP対策委員会第二グループ(財務金融分野)、第五グループ(経済産業分野)合同会議」に出席しました。
本日は、ISDS規定の概要、政府調達、金融サービス、関税率、知的財産、ラチェット条項、製品の企画規定、競争政策、電子商取引、通商紛争解決の取り組みなどの点について、関係各省庁から説明を受け、質疑応答を行いました。
大変多岐にわたる仕組みがつくられてきており、それぞれ、今回のTPP交渉でどのような扱いとなるのかが不明な点が多くありますが、我が国にとっての利害得失を冷静に判断して整理をしたいと思います。
(在外邦人の安全確保に関する特命委員会で議論の経緯についてご説明される中谷元委員長です。)
(会場への移動のバスの車中で撮影した「東日本大震災二周年追悼式次第」です。)
(TPP対策委員会合同会議で、第5グループの主査としてご挨拶を申し上げました。)