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「衆議院東南アジア政治経済事情等調査議員団」視察5日目、その後日本に帰国しました

2018年8月24日 金曜日

8月23日は、衆議院予算委員会海外視察の5日目。

午前8時から、貿易産業省を訪問し、チャン・チュンシン貿易産業相と面会をしました。

チャン大臣は、シンガポール陸軍司令官などを経験した後、2011年に国会議員に初当選した若手政治家で、将来の指導者としての活躍が期待されている方です。

日本におけるIRの現状などについて、実りある意見交換が出来ました。


午前9時半からは、人材開発省を訪問し、ザキー・モハマド人材開発兼国会開発担当国務相に面会しました。

ザキー大臣も43歳。ビジネス界出身の若手政治家です。

大臣からは、シンガポールにおける外国人労働者受入制度の考え方や、人口全体におけるシンガポール国民の維持の考え方などについて、お話を伺うことができました。


午前11時からは、国会内の会議室で、シンガポール北東アジア地域友好議員連盟メンバーの先生方との意見交換会が行われました。

ご出席くださったのは、リム・ビョウ・チュアン国会副議長、イスタン・アズラ・モクタール北東アジア議連副会長、メルビン・ヨン議員の3名の皆様です。

先生方からは、シンガポールにおいて効果を上げているギャンブル依存症対策や犯罪防止対策の内容や、IRの雇用創出効果など、様々なお話を伺うことができました。

昼過ぎからは、日系企業の皆様との昼食会が花開催されました。

ご出席くださったのは、シンガポール日本商工会議所の桑田知之会頭(株式会社IHIグローバルビジネス統括本部アジア大洋州総括 理事)、株式会社みずほフィナンシャル・グループの武 英克 常務、東レ株式会社シンガポールの鈴木孝林代表、株式会社東芝の土光辰夫 アジア総代表、伊藤忠シンガポール会社の毛利真人副社長の5名の皆様です。

皆様から、シンガポールにおけるビジネスの現状などについて様々なお話を伺うことができました。


午後2時半からは、セントーサ島を訪問し、ゲンティン・シンガポール経営企画部の志村朝清シニア・マネジャーからお話を伺うとともに、カジノ、ユニバーサルスタジオ、水族館など、IRの施設をご案内頂きました。

カジノの床面積は、IR全体の5%以下ですが、収益では、IR全体の収益の74%前後を上げていること、特にカジノ収益の柱となっているのは「ハイローラー」と呼ばれる富裕層による収益であること、セントーサのユニバーサルスタジオが、アジア地域のレジャー施設として第一位の評価を得ていることなどを学びました。

シンガポールのもう一つのIRであるマリーナ・ベイ・サンズが国際会議場やショッピングモールなどを中心としたビジネス層を対象としたものであるのに対し、セントーサはファミリー層をターゲットにしているとのお話も伺いました。

実際に、ユニバーサルスタジオや様々な施設を多くの家族連れの皆さんでにぎわっている状況を見ることが出来ました。

夜には、空港エリアで視察最後の夕食会が開催されました。視察の数々の思い出を振り返り、とても楽しい夕食会でした。

その後、現地時間午後9時50分発の飛行機に乗り、8月24日午前6時前に羽田空港に到着しました。

5日間、大変実りある視察ができました。今後も、ラオス、ベトナム、シンガポールとの友好関係を深めるとともに、学んだことを今後の施策に生かしていきたいと思います。


(チャン・チュンシン貿易産業相との懇談の様子です。)


(チャン・チュンシン貿易産業相(私の右)を囲んで記念撮影をしました。)


(ザキー・モハマド人材開発兼国会開発担当国務相との面会に先立って記念写真を撮っているところです。)


(ザキー大臣と河村委員長の会談の様子です。)


(左から、リム・ビョウ・チュアン国会副議長、イスタン・アズラ・モクタール北東アジア議連副会長、メルビン・ヨン議員です。)


(国会議事堂正面の階段でシンガポール北東アジア地域友好議員連盟メンバーの先生方との記念撮影をしました。)


(日系企業の皆様との昼食会の後の記念写真です。左から、毛利真人副社長、鈴木孝林代表、桑田知之会頭、土光辰夫 アジア総代表、武 英克 常務です。)


(セントーサ島に向かう途中の風景です。高層ビルが多いことを感じました。)


(カジノ視察を終えて、カジノの出入り口の前で撮影しました。)


(大きな無柱のホールです。コンサートなら6000人が入り、円卓に座るパーティー形式では、4000人のお客様に一度に料理が出せる施設とのこと。)


(ユニバーサルスタジオの様々なアトラクションは、湖のまわりに配置されていました。)


(おなじみのユニバーサルスタジオのランドマークの前での記念写真です。)


(水族館では、沖縄美ら海水族館の6倍の水量がある巨大水槽に、多くの魚が泳いでいました。)


(レストランでは、魚が泳ぐ様子を見ながら食事が出来ます。)


(イルカと触れ合ったり握手したりする体験も行われていました。)


(セントーサ島から空港に向かう途中には、シンガポール港のコンテナターミナルに並ぶ巨大クレーン群を見ることが出来ました。金融だけでなく物流のハブも目指しているシンガポールのもう一つの顔です。)


(視察最後の夕食会での記念写真です。皆様、大変お世話になりました。)


(朝、着陸前に飛行機の中から撮影した日の出の写真です。)