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衆議院アジア大洋州調査議員団視察5日目

2014年8月2日 土曜日

8月2日は、午前9時にシドニーのホテルを出発し、11時前に「パインズ・パストラル牧場」を視察しました。

当牧場では、ロビン・ダブさんとイングリッド・オーファリさん(スウェーデン出身)の2人の女性の共同経営により、700エーカー(約280ヘクタール)の敷地面積で、約400頭の肉牛(アンガス牛)の飼育・販売をしています。

本日は、始めに各牛に耳票をつけたり、獣医さんが診察するさいにつかうオリや、子牛の体重の測り方などについて説明を受け、次に農場内の2箇所で、育てている種牛をみせて頂きました。

お二人の牛に対する愛情を感じるとともに、バイタリティ溢れるイングリッドさんの姿から、たくましさを感じました。

昼には、近くのワイナリーで食事をとりました。レストランは多くのお客さんで賑わっており、地方の元気を感じました。

昼食の際には、視察にご同行頂いた豪州食肉家畜生産者事業団日本市場担当の近藤美穂子シニアマネージャーから、日豪EPAの受け止めなどについてお話を伺いました。

ここ数年、気候の不順で牧草の育ちが悪く、牛肉生産が減少していることもあり、直ちに日本向け輸出が増やせる状況にないこと、一方で、日豪EPAの効果に規定している人もある、とのお話でした。

その後シドニーに戻り、オペラハウスのあるベイサイドを散策しました。

午後7時からは日本からオーストラリアに進出されている企業の皆様、日本貿易振興機構所長との夕食会が開催されました。

最低賃金は日本の約2倍、一人当たりGDPは日本の1.7倍と豊かなオーストラリアですが、資源輸出頼みの面があり、各産業分野での寡占化がすすみ、競争が少ないため、事業の効率化が進んでいない面があるなど、課題もあることを学んだ有意義な夕食会でした。


( イングリッドさんから、牛への耳票の付け方などについて説明を受けました。)


( 牛を誘導する際などに使うYAMAHA製のバギーの前で記念撮影しました。)


( 牛たちは、広々とした土地で、のんびり過ごしているように見えます。)


( 何頭か、かわいい子牛にも会うことが出来ました。)


( おとなしい牛たちをバックに記念撮影。 )


( 農場内の移動の際には、ピックアップトラックの荷台に乗りました。 )


( イングリッドさんの運転するトラクターにも乗せて頂き、お話をお聞きしました。)


( 最後に、イングリッドさん(左から2人め)、ロビンさん(右から2人め)と記念写真を撮りました。)


( 昼食のワイナリーのレストランでの1枚です。私の左が、豪州食肉家畜生産者事業団の近藤さんです。)


( 昼食後、ワイナリーの庭で記念撮影。)


( シドニーに戻り、オペラハウスを背景に撮った一枚。)


( 夕食会終了後に、出席者全員で記念撮影を行いました。 )