本日開催されました伊那市高齢者クラブ大会に出席しました。伊那市高齢者クラブ連合会は、伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴って大きくなり、現在は43クラブ、約2500名の会員の方々が活動しています。
大会の開催に先立ち、別の階で開催されていた会員の皆様による作品展を拝見しました。長野県は、全国一の長寿県でありながら、一人あたりの高齢者医療費が全国最低という、健康長寿の件ですが、皆さんの作品がどれも素晴らしい力作ぞろいで、改めて高齢者の方々のパワーに感動しました。
まず、会場で自らの作品の解説をしてくださった田村藤男さんです。
上の写真の背景にある筆字と墨絵による巻物は、すべて田村さんの作品です。この一年に「大相撲とその歴史」や「百人一首」、「自分史」など15本の巻物を完成させたそうです。史実を調べ、絵を描き、すべて丁寧な筆字で完成させた作品からは、圧倒的なエネルギーが感じられます。つねにさまざまなものに興味をもち、作品の制作に取り組んでいる姿勢に感銘しました。
このほかにも、多くの方々の様々な素晴らしい作品の展示がありました。びっくりしたのは、1センチ弱の大きさの大量の折鶴を花束のようにかざった作品です。ちょっと見たときには造花にみえましたが、よくみると一つ一つが折鶴で驚きました。
また、ちぎり絵の手法でつくられた下の絵は、まるで水彩画のようでした。(ちょっと写真がぶれてしまいました)
そのほか、油絵にみまちがうような文化刺繍による作品や木目込み人形など、プロの作品としか思えないものが多数出品されていました。
あらためて、さまざまなことに前向きに取り組む高齢者の皆さんの姿勢は本当に素晴らしいと感じたひと時でした。