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宮下 一郎

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伊那市内のイベントを訪問、若手農業者との視察・懇談会開催

2010年10月17日

本日(10/17)は、伊那市内で行われたイベントを訪問しました。

まず、私の住む伊那市境区主催の「第26回境区ゴルフコンペ」開会式に参加しました。

今日は一日良い天気となる予報。新たなメンバーの方も加わり、皆様張り切ってスタートをされました。


(開会式の後で参加者全員の皆様と記念撮影。皆様には地元でいつもお世話になっています。)

 

次に、伊那市新山地区で開催された「第26回新山まつり」に伺いました。

会場は2つにわかれており、最初に伺った新山小学校体育館では、小学生の皆さんの作品に加え、地元の皆様による手芸作品、また地域でとれた、立派な野菜などが展示されていました。

メイン会場の新山集落センターでは、様々なお店が開かれ、大賑わいでした。集落センター内では、演芸大会の準備もすすめられています。お話では、地域の皆様総出で、春ごろから準備をされてきたとのこと。新山の皆様の熱意と結束力の強さを感じました。

また、現在、来春に向けて山村留学の小学生の受け入れ準備を進めていらっしゃるとのお話もお聞きしました。新山地区では、全戸PTAという組織をつくり、地域の全員で子どもたちを育てる運動を続けておられます。こうした力が、山村留学成功に必ずつながると思います。


(センターでは、名物のおいしい「しょうがもち」を頂きました。そのおいしさは天下一品です。)


(その「しょうがもち」をつくられたご婦人の皆様とともに。今日も朝早くから準備されたそうです。)

 

次に、伺ったのは伊那市荒井区の内の萱スポーツ公園で開催された「行者そば祭り」です。

会場に到着すると、お蕎麦が出来上がるのを待つ皆様の列が会場の外まで続き、びっくり。新そばを楽しみにしていた多くの皆様がかけつけ、過去最高の人出となったようです。

今日は2000食分のお蕎麦が出るとのことで、蕎麦打ち名人の皆様を含め、荒井区の皆様が総出で働いておられました。この行者蕎麦の評判が評判を生み、毎年多くの皆様がおいで下さるのは、本当にうれしいですね。


(皆様、フル回転で、蕎麦打ちに取り組んでおられました。その手際の良さに感動しました。)


(これがお目当ての「行者そば」です。辛み大根の入った付け汁で本当においしかったです。)

 

午後には、JA南信州青年部の主催による「南信州を第一次産業から改善するための現場視察」というイベントが開催されました。国、県、市の政治家とJA青年部の皆様が4チームに分かれて、それぞれチームに所属する農家の皆様を訪ね、お話を伺いました。

私は、Cチームに入り、花卉、野菜、果樹の3農家の現場を拝見しました。

はじめに伺ったのが、カーネーションづくりをメインに、ユーカリやクラブアップルなどの花木の生産にも取り組んでおられる関島和幸さんのハウスです。

冬季の加温のための燃料代や、夏場のクーラーの電気代などがコストとしては大きいこと、今年の夏の暑さで収量が減っているなどの課題に正面から向き合い、経営のプロとして頑張っておられる姿勢が素晴らしいと感じました。


(関島さんのような若手が頑張っておられるのは本当に頼もしいですね。)

 

次に伺ったのは、青年部副部長も務めておられる小林広明さんのキュウリのハウスです。

小林さんは14代続く農家でもあり、キュウリやじゃがいも、玉ねぎなど様々な野菜の生産をされています。

今年の夏の暑さは、特にキュウリに大きな影響があったそうです。6月から7月にかけては順調に収穫できたものの、8月後半になっても気温が下がらず、ハウス内は42度、地温も40度ぐらいになり、対応しきれなかったとのこと。自然を相手に生き物を育てる農業の難しさを実感しました。


(左から小林洋明さん、小林さんのお母様、私、関島さん、木下昭則さんです。)

 

三番目に伺ったのは、上の写真の一番右側の木下昭則さんの農園です。

木下さんは22歳から3年間、アメリカの洋ナシ農家で学び、改めて日本ほど水が豊かで、農業に適した国はないのではないかと実感したそうです。

帰国後、従来のリンゴ、洋ナシなどの生産に加え、ギンナンの生産に取り組んでおられます。1農家で1ヘクタール規模でのギンナン生産は長野県でここだけだそうです。しかし、今年は春の霜の害で生産量が大幅に減ってしまったとのこと。

これから、クルミなどのナッツ類も手掛けることも検討しているとのことでした。「目標は世界」と語る木下さんの笑顔がとても頼もしく感じました。


(木下さんの西賀志農園では、洋ナシ「ルレクチェ・バラード」に出荷用の袋をかぶせる作業を体験させて頂きました。袋には、食べごろの時期がわかる色見本も印刷されており、細かいところまで工夫されているのに感心しました。)

 

午後5時半過ぎには、4チーム全員が集合しました。焼き肉をしながら、一人ひとりが感想を発表し、その後皆さんとの懇談をしました。

私は、「若くとも、皆様が経営者として農業にしっかり取り組んでおられることに感動しました。また、農業には様々な可能性があることを実感しました。これからも皆様のご意見を伺いながら、農業政策に取り組みたいと思います。」とご挨拶をさせて頂きました。


(懇談会参加者全員で記念撮影。若い農業者の皆様のパワーを感じた会でした。)


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
  • https://m-ichiro.jp
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