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宮下 一郎

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自民党経済産業部会の有志でLNG火力発電所、高効率石炭火力発電所、バイオマス発電所を視察

2014年5月12日

5月12日は、自民党経済産業部会の有志で、京浜地区にある3つの発電所を視察しました。

参加したのは、衆議院議員の山際大志郎先生(経済産業部会長)、秋元司先生(部会長代理)、穴見陽一先生、私(部会顧問)の4名です。


午前9時15分にバスで党本部を出発し、午前10時に「川崎天然ガス発電株式会社」に到着、高山拓哉社長をはじめ幹部の皆様から概要の説明を受け、現場を視察しました。

当社のLNG火力発電は、ガスタービンを回した後の熱を回収し、蒸気で再度タービンをまわす「排熱回収式コンバイン度サイクル方式」を採用することにより、エネルギー効率約58%を達成するとともに、優れた運用ノウハウにより故障による停止がほとんど無く、稼働率99.99%を誇っているそうです。


正午から、「電源開発磯子火力発電所」を訪問しました。

最初に食事を頂きながら、渡部肇史(わたなべとしふみ)副社長をはじめとする幹部の皆様から概要の説明を受けました。

次に、展示スペースで、模型で発電の仕組みなどについて説明を受け、その後発電の現場を見せて頂きました。

磯子火力発電所の2号機は、超々臨界方式によって、石炭火力発電所として世界最高のエネルギー効率を達成するとともに、硫黄酸化物や窒素酸化物の排出も圧倒的に少ないことなどを学びました。

石炭火力発電は、建設費やランニングコストはLNG火力よりも多いものの、燃料コストが約3分の1で、トータルコストが低いというメリットがあります。今後は、さらなる高効率化・二酸化炭素排出削減を目指し、先進超々臨界初火力発電(A-USC)や石炭ガス化複合発電(IGCC)、石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)などの開発の促進が期待されます。


午後2時45分からは、「川崎バイオマス発電株式会社」を視察しました。

この発電所では、建築廃材を関連会社の「ジャパンバイオエナジー」が木質チップにしたものと、近隣のチップ製造会社の木質チップ燃料を主な燃料として発電を行っています。

発電出力は33000キロワットと、木質バイオマス発電所としては国内最大の規模です。排煙脱硫装置や排煙脱硝装置などの環境設備も備えているのも特徴です。

現在、さらに、コーヒーかすや大豆の搾りかす、お茶かすなども混ぜながら燃やす研究も進めておられるとのことでした。


3か所の発電所とも、それぞれ様々な工夫をしながら高効率や環境負荷の低減に努力されていることに感心しました。こうした技術による国際貢献の可能性も感じた視察でした。


(「川崎天然ガス発電株式会社」に到着、幹部の皆様から概要の説明を受けました。)


(整然とした制御室です。)


(発電施設を背景に記念撮影しました。)


(事務所等の入り口には、能年玲奈ちゃんの写真と色紙がありました。)


(「電源開発磯子火力発電所」では、模型をつかって、発電の仕組みの説明を受けました。)


(これが、磯子火力発電所の制御室です。)


(発電所の屋上で記念撮影。稼働中にも関わらず、後ろに見える排気塔からは、煙などは見えません。)


(細かい粉にした石炭がボイラーの中に噴出されて燃えている様子を、一人一人確認させて頂きました。)


(これは、巨大な炉の最下部です。この炉は建屋の上からつりさげられています。現在燃焼中のため、熱膨張によって約1メートル下に伸びている状態だそうです。)


(「川崎バイオマス発電株式会社」到着後、戸川裕昭社長から概要のご説明を受けました。)


(巨大なバイオマス発電のプラントの前で記念撮影しました。)


(背景に見えるのが積み上げられた燃料チップです。この建屋内の燃料は約3日で燃やすとのことでした。)


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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