4月29日は、保科正之公生誕415年祭に出席し、中尾歌舞伎春季定期公演を鑑賞しました。

午前11時からは、伊那市の高遠町歴史博物館で開催された「名君・保科正之公生誕415年祭」に出席し、神事において、玉串奉奠を行いました。

私からは、会津若松市や猪苗代町をはじめ、関係する皆様ご参集の下で神事が盛大に開催されることをお祝い申し上げ、様々な難局に直面する今こそ、江戸時代の名君として、年金制度や備蓄米制度の創設、防災の観点からの都市整備など、民の立場に立った様々な改革を行った保科正之公の精神を現代に活かすことが重要だと考えます、との趣旨でご挨拶申し上げました。

午後1時30分からは、伊那市長谷の中尾座において、「中尾歌舞伎春季定期公演」を鑑賞しました。
写真は、中尾歌舞伎後援会の皆様との記念写真です。

開演前には、信州伊那中尾歌舞伎後援会の松田泰俊会長のご挨拶がありました。
私からは、「今年が、戦争で中断されていた中尾歌舞伎を昭和61年に復活させてから40年、中尾座の落成から30年の節目にあたることを踏まえ、これからも地域の宝である中尾歌舞伎を皆様と共に応援していきましょう」とご挨拶を申し上げました。

本日の演目は、保存会の十八番「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段(ごしょざくらほりかわようち べんけいじょうしのだん)」であり、義経の正室のかわりに、弁慶が顔が似ている自分の娘を身代わりとして差し出すという物語です。

西村篝さんの浄瑠璃と、気賀沢美香さんの三味線も素晴らしかったです。西村さんは長年、中尾歌舞伎の振興に取り組まれ、現在はJA上伊那の組合長も務めておられます。

娘の信夫(しのぶ)の死を悼む母おわさの様子が胸に迫りました。たくさんのおひねりが舞台に投げられました。

娘と家来の侍従太郎の首を持ち、失意の中、気をふるう武蔵坊弁慶と、娘の顔、夫の顔を今一度見たいとすがる二人です。

終幕後の舞台挨拶の様子です。

来賓として出席したメンバーも加わり、記念撮影が行われました。
今回も、役者の皆さんの熱演と、会場からの声援と多くのおひねりが飛び交い、大いに盛り上がりました。
中尾歌舞伎の魅力をあらためて感じた春季講演でした。

中尾座の外では、the rice farmの細谷啓太社長(中)と高橋隆文さん(左)が、地元で生産された有機米「カミアカリ」でつくった甘酒を販売されていました。
the rice farmでつくられた有機米は、香港、シンガポール、台湾、ベトナム、ハワイ、ニューヨーク、ロスアンゼルスに輸出され、さらにロンドン、ニュージーランドにも輸出する計画とのお話を伺いました。
the rice farmを経営する農業法人株式会社Wakka Agri は、農林水産省が推進するGlobal Farmers Projectの登録第1号でもあります。10年前に 0.4haでスタートした取り組みは、現在9.7haまで拡大しているそうです。中山間地の農地を活用して有機米を輸出する好事例だと思います。益々の発展を期待しています。


