5月3日は、松川町台城つつじ祭オープニングセレモニーに出席し、大鹿歌舞伎春の定期公演を鑑賞しました。

午前10時からは、松川町で開催された「台城つつじ祭」のオープニングセレモニーに出席しました。オープニングセレモニーでは、松川町の北沢秀公町長のご挨拶につづいて、来賓として、御祝いのご挨拶をさせて頂きました。

会場で、松川町の北沢秀公町長、黒澤哲郎副町長と記念撮影をしました。

台城つつじ祭の会場では、つつじの上に多くの鯉のぼりが泳いでいました。

会場では、ピンクや白、オレンジなど、様々なつつじが美しい姿をみせてくれました。

ちょうど、藤の花も満開で、とてもきれいでした。

本日のイベントで地元に伝わる物語を紙芝居で披露される地元サークル「おいなんよ松川」の皆様との記念写真です。

松川町消防団の皆様も、子どもたちの消防自動車乗車体験コーナーで参加されていました。

正午からは、大鹿村の大碩神社で開催された「大鹿歌舞伎春の定期公演」を鑑賞しました。会場は、大勢の皆様で大入り満員でした。

会場の受付で、地元の皆様と記念撮影をしました。

明日上演される大鹿歌舞伎を題材にした演劇「おシャシャのシャン!」に出演される劇団だるま座の皆様にも会場入り口でお会いすることが出来ました。

公演に先立ち、大鹿歌舞伎保存会会長の熊谷英俊大鹿村長が開幕の口上を述べられました。この中で、「竹本登太夫(とだゆう)」として浄瑠璃弾き語りを務め、大鹿歌舞伎の継承に力を尽くされた片桐登さんが今年2月に亡くなられたことを踏まえ、そのご功績についてのお話がありました。

本日の前半の上演外題は、「傾城阿波鳴門 巡礼歌の段(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)」でした。3歳の時に生き別れた娘との再会のシーンでは子が親を想い、親が子を想う心に涙がこぼれました。

幕間には、お祝いを申し上げるとともに、片桐登さんとの思いでをお話し、これからも皆様と共に大鹿歌舞伎を盛り上げていきましょう、とご挨拶させて頂きました。

さらに、劇団だるま座の皆さんが、明日の公演の宣伝をされました。

後半の外題は、「菅原伝授手習鑑 寺子屋の段(すがわらでんじゅてならいかがみ てらこやのだん)」でした。最初の寺子屋の場面では、涎くり与太郎役の池田洸一さんのコミカルな演技が秀逸でした。

後半、松王丸が、菅秀才の身代わりとなった自らの息子の首をみるシーンです。息子の最後を想う親心が感じられるシーンでした。

公演の最後に、出演者全員が登場し、竹本登尚太夫の音頭で会場の全員で「おシャシャのシャン」の手締めを行いました。
300年の伝統を受け継ぎ、大鹿村民の皆さんの力で作り上げてきた大鹿歌舞伎の魅力を感じることが出来た定期公演でした。